こんにちは、ミライロの新入社員です。
皆さんは、「ミライロID」というアプリをご存知でしょうか?
※ミライロIDとは?詳しくはこちら
※ミライロIDの開発に関する過去記事はこちら
ミライロIDとは障害者手帳を電子化したアプリで、デジタル障害者手帳といったものになります。
2020年6月にはマイナポータルと連携するなど、少しずつですが注目度が高まっています。
そんなミライロIDをもっと多くの方に知ってほしいと思い、ミライロIDの責任者にインタビューしました。
その内容を、数回に分けて紹介していきます。
今回は、サービス開始前後の苦労話などについてです。
サービス開始までに一番大変だったことは何ですか?
障害者手帳の記載内容を把握することです。
調べてみて初めてわかったのですが、障害者手帳は発行されている自治体毎にフォーマットがバラバラです。
発行元自治体は、都道府県、政令市、中核市など。
そして、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の3種類があります。
数にして、およそ300種類です。
自治体に電話したり、ミライロ・リサーチのモニターに確認したりして、一つひとつ調査していきました。
気の遠くなるような作業でしたね...。
※ミライロ・リサーチとは?詳しくはこちら
ちなみに、構想はいつぐらいからあったのでしょうか?
約4年前でしょうか。
バリアフリー地図アプリ「Bmaps」というものを、2016年にリリースしているのですが、そのときから障害者手帳アプリの構想もありました。
Bmapsを使ってバリアフリーな施設を調べ、ミライロIDによってその施設の利用をスムーズにする。
それを実現させるために、先行してBmapsをリリースしました。
おかげさまで、Bmapsには20万件以上ものバリアフリー情報が登録されています。
もちろんまだまだ発展途上ではありますが、ある程度土壌は整ったので、次は「スムーズに」のフェーズですね。
ミライロIDの提供を開始した後も、いろいろ大変だったそうで…
そうですね。
前例のないアプリということを言い訳にしてはいけないのですが、想定外の事態がいろいろとあり...。
厳しい声もいただきました。ただ、ありがたかったですね。
頂戴したご意見にきちんと向き合い、改善に繋げていきました。
逆にうれしいお声はありましたか?
ありました。
「こういうアプリを求めていました」というご意見をいただき、苦労が報われました。
入念に調査をし、障害者手帳アプリ・デジタル障害者手帳としてのニーズは十分にあると判断した上で開発に踏み切ったものの、やはり不安もありました。
ですので、ユーザーからの喜びの声を聞くことができ、安心しました。
ミライロIDの今後の展望を教えてください。
マイナポータルと連携し、公証性を有したことで、データの信頼性が高まりました。
これを受けて、API連携を積極的に行っています。
※API連携とは…自社のシステムと他社のシステムを連携させること。
ミライロIDの持つ障害者情報を、他のサービスに提供することが可能で、すでにオンラインチケットシステムや、タクシー配車アプリとの連携がなされています。
今後は、さらに連携先を増やし、障害がある人々が暮らしやすい社会を実現できたらと願います。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私は、誰もが暮らしやすい社会を作りたいと思い、ミライロに入社しました。
そんな社会を実現するため、私もミライロIDを多くの人々に広めていきたいと思います。
次回は「事業責任者、レビューに答えてみた」です。
お楽しみに!
ミライロIDは、こちらからダウンロードすることができます。