お知らせ | ミライロ

国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科より2年生2名の実習を受け入れました

作成者: ミライロ・コネクト|2025.09.24(水)

株式会社ミライロ(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)は、ミライロ・コネクト事業の一貫として、国立障害者リハビリテーションセンター学院からのご依頼を受け、手話通訳学科2年生を実習として5日間受け入れました。ミライロ・コネクトとして実習生を受け入れるのは、初めての取り組みとなります。今回のような取り組みを通して、手話通訳者という仕事の可能性と、さらには手話通訳者が民間企業で働けるモデル(在り方)がますます認知され、耳が聞こえない方と聴者を繋ぐ架け橋となる通訳者を増やし、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。

取り組み内容




ミライロにとって、未来を担う手話通訳者の育成は、情報保障のさらなる発展に不可欠であるとの考えから、この貴重な機会を提供できることを大変光栄に思います。実習生が学校で培った知識を実際のビジネス環境で応用し、より深い理解を得るための実践的な学びの場となることを目指しました。

実習期間中は、まずミライロの事業内容について説明を行い、「ミライロ・コネクト」が社会でどのように機能し、どのような課題解決を目指しているのか把握してもらいました。また、民間企業として情報保障にどのように貢献しているのかさまざまなプロジェクト会議への参加から理解を深めてもらいました。
さらに、通訳実習の機会を最大限に活かすため、模擬的な手話通訳の場を特別に設けました。実際の現場を想定した状況で手話通訳を体験してもらい、当社の経験豊富なメンバーがスーパーバイザーとして、具体的なフィードバックを行いました。これにより、実習の場面でしか得られない、より実践的でリアルな現場感覚を養いました。今回の実習が、実習生にとって、将来の手話通訳者としてのキャリア形成の一助となれば幸いです。

参加者コメント

実習前は少し緊張していましたが、実際に東京支社に行くと皆さんがあたたかく迎えてくださり、ほっとしました。
実習中は、さまざまな通訳の機会を経験しました。通訳後、手話通訳士の方から改善点だけでなく良い点のフィードバックがあり、自分の弱みだけでなく強みになるかもしれないところも認識することができました。
通訳以外の業務を学ぶ機会もたくさん頂きました。各プロジェクトの会議などの場面では、私達実習生にも意見を求めて下さり、学院生活と異なる緊張感がとても有意義に感じました。5日間の実習を通じ、手話通訳士として会社で働くイメージを持つことができました。今後も手話通訳技術の向上に努めたいと思います。
ミライロ、およびミライロ・コネクトの皆さま、5日間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

ミライロ・コネクト 事業責任者 コメント

福島直人
ミライロ・コネクトとして初めて手話通訳学科の学生を実習生としてお迎えできたことを、非常に光栄に感じました。これまで私は、CODA(コーダ)として手話や情報保障に関わる仕事を続けてきましたが、今回は「教育の場」と「企業の現場」をつなぐ貴重な機会にもなりました。学生の皆さんが真剣に学び、積極的に挑戦する姿を間近で見ることができ、こちらも大きな刺激を受けました。民間企業として事業を進めることは、やりがいや楽しさと同時に、責任や課題も伴います。また、そのビジョンを正しく発信する必要があります。その両面を体験いただけたことは、今後のキャリア形成に必ず役立つと信じています。今回の実習をきっかけに、手話通訳者としての可能性をさらに広げ、将来の選択肢のひとつに「企業で働く」という道を思い描いていただければ幸いです。私たちも引き続き、手話通訳者の育成と活躍の場づくりに力を尽くしてまいります。

まとめコメント

ミライロ・コネクトでは、手話通訳の地位向上もビジョンの一つとして掲げております。私たちは、未来を担う通訳者の方々が安心して活躍できる場を提供し、その専門性が社会に正しく評価されることを願っています。これからも、手話通訳者や文字通訳者の皆さま、そして聴覚障害者の皆さまから、ミライロ・コネクトの事業に関心と共感を持っていただけるよう、事業を展開していきたいと考えています。こうした私たちの取り組みや事業内容にご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先

・ミライロ・コネクト事業 
メール:connect@mirairo.co.jp