お知らせ | ミライロ

国立リハビリテーションセンター学院手話通訳学科の学生に事業説明会を実施しました

作成者: ミライロ・コネクト|2024.10.10(木)

株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)は、ミライロ・コネクト事業の一貫として、国立障害者リハビリテーションセンター学院からのご依頼を受け、手話通訳学科の1年生を対象に東京支社にて会社見学と事業説明会を開催しました。ミライロ・コネクトとして事業説明会や会社見学を行うのは、初めての取り組みとなります。今回のような取り組みを通して、耳が聞こえない方と聴者を繋ぐ架け橋となる方を増やし、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。

取り組み内容



今回、国立障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科1年生4名と、教官1名の計5名が参加してくださいました。国立障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科では、1年次に手話通訳に関係する事業を行っている施設や企業を訪問するカリキュラムがあります。「バリアバリュー」という企業理念のもと手話通訳事業を行っているミライロに関心を持っていただいたことが、本取り組みのきっかけとなりました。

当日は、まず事前に参加者からいただいた質問などを元にして、ミライロ・コネクト事業の責任者から約1時間半にわたる説明会を実施。ミライロ・コネクトの事業内容や組織体制、1日の業務の流れなど、普段メンバーがどのような業務をしているのかを中心にお話しさせていただきました。

また、民間企業だからこそ社会に貢献できることや、他の関連団体との関係性など、事業を展開していくうえで留意していることについても共有しました。

その後の会社見学会では、オペレータールームを外から見ていただきました。

参加者コメント

手話による情報保障の重要性・必要性が正当に認知されているとは言い難いのがこの社会の現状ですが、その現実を一度受け止めたうえで、さまざまな企業・組織のサービス向上に貢献するアプローチを工夫されていることが伝わってきました。

障害というと福祉の考えがまだまだ強い中で、「バリアバリュー」という企業理念に基づいた御社の事業内容は非常に興味深いものでした。また、民間企業における手話通訳士の業務内容や勤務形態を知ることができ、卒業後の進路を考えるうえでの重要な機会となりました。

障害を持つ当事者のニーズと視点を生かし、ビジネスを通じて共生社会を実現しようとする理念に感銘を受けました。すでに多くの企業との間で実績を積まれていて、今後もさまざまな企画を展開するパワーを感じました。

福祉を超えビジネスへ。確実に利益を出すという思考と、スタッフそれぞれの希望と特性に合わせ相談して業務を決めるという自由さ柔軟さ。そのバランスに共生社会の理想を体現している印象を持ち、感銘を受けました。

ミライロ・コネクト 事業責任者 コメント


名前:福島直人
ミライロ・コネクトのビジョンとして手話通訳の地位向上を掲げていることもあり、今回国立障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科からお問い合わせがあったことに対し、非常に光栄に感じました。CODA(コーダ:聴覚障害者の親を持つ人のこと)の立場で手話に関する仕事を続けてきた私の経験から伝えられることや、民間企業で業務を行うことの楽しさや困難さを中心にお話をさせていただきました。参加者の皆様が熱心に聞いてくださる姿を見て、嬉しく思いました。今回ご参加いただいた方とご縁があり、今後一緒にお仕事できることを心待ちにしております。

 

まとめコメント

ミライロ・コネクトでは、手話通訳の地位向上をビジョンとして掲げております。聴覚障害者に対して情報保障を整備していくためには、手話通訳者や文字通訳者などの通訳者の協力が必要不可欠です。今後も、手話通訳者や文字通訳者、そして聴覚障害者の皆さまからも、ミライロ・コネクト事業に関心を持っていただけるよう、事業を展開していきたいと考えています。関心をお持ちの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先

ミライロ・コネクト事業 
メール:connect@mirairo.co.jp