PLAYWORKSとミライロが共同で「MIRAIRO Co-Designプロジェクト」を始動 〜 障害当事者との共創から新製品・サービスを創出する 〜

【イメージ画像】左にイラスト、右側にPLAYWORKS×MIRAIRO Co-Design Project、下部に「さあ、みんなで共創しよう!」と書かれている

PLAYWORKS株式会社(代表取締役:瀧澤啓太、以下「PLAYWORKS」)と、株式会社ミライロ(代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)は、障害当事者との共創から新製品・サービスを創出するための「MIRAIRO Co-Designプロジェクト」を共同で始動します。

本プロジェクトを通じて、企業における製品・サービスの開発や改善を支援し、バリア(障害)がバリュー(価値)となる社会の実現を目指します。

2月25日(木)に「ファッション」をテーマに、アパレル業界の企業(株式会社グローバルプロジェクト、株式会社ナイガイ、丸安毛糸株式会社、他)と障害当事者も交えて体験ワークショップを実施予定です。

「MIRAIRO Co-Designプロジェクト」とは

「MIRAIRO Co-Designプロジェクト」は、PLAYWORKSの「インクルーシブデザイン」「サービスデザイン」、ミライロの「ユニバーサルデザイン」の知見を活かし、企業における製品・サービスの開発や改善を支援するための取り組みです。

本プロジェクトは、ミライロ・リサーチによる障害当事者への調査や、ワークショップへのリードユーザーとしての参加など、全体プロセスに障害当事者が関わりながら進めていきます。

その他、企業のニーズやフェーズに合わせて、最適なプログラムを提供いたします。例えば、製品やサービスのプロトタイプを「ミライロハウス※」に展示して、障害当事者の声を吸い上げる、製品・サービスを障害当事者プラットフォームへPRするなどもあわせて実施していきます。

プログラム例

【写真】左:5名がテーブルを囲んで話す様子、右:3名が椅子に座り、靴下を体験する様子※ワークショップやユーザーインタビューのイメージ 

①テーマ探求「新製品・サービスのテーマや課題を見つける」

・Step1:ワークショップ:テーマ検討
・Step2:ミライロ・リサーチ:テーマに関する調査
・Step3:ワークショップ:課題検討・仮説立案

②アイデア創出「特定テーマ・課題に対してアイデアを創出する」

・Step1:ワークショップ:ユーザーインタビュー
・Step2:ワークショップ:課題設定・アイディエーション
・Step3:ミライロ・リサーチ:受容性調査

③価値検証「アイデアをカタチにし、価値を検証する」

・Step1:ワークショップ:プロトタイピング
・Step2:ワークショップ:ユーザビリティテスト
・Step3:ミライロハウス※:体験展示

※ミライロハウス TOKYOとは
丸井錦糸町5Fにある常設店(2020年7月オープン)で、ダイバーシティ&インクルージョンに関する情報発信・交流の拠点となり、多くの方々のライフスタイルをアップデートする“きっかけ”となる場所です。 ◇詳細はこちら

体験ワークショップ

本プロジェクトのデモンストレーションとして、以下内容にて体験ワークショップを開催します。メディア取材や企業様の参加も可能ですので、ご関心のある方はご連絡くださいませ。

【日 程】2月 25日 (木) 15-17時(2時間)
【手 法】Zoomオンライン
【テーマ】ファッション
【参加費】無料
【参加者】
 ①テーマの関連企業(株式会社グローバルプロジェクト、株式会社ナイガイ、丸安毛糸株式会社、他)
 ②障害のある当事者(肢体不自由、視覚障害のある方など)
【定 員】合計12名程度まで  ※追加参加も可能です。(枠数に限りあり、応相談)
【内 容】
 ・「MIRAIRO Co-Designプロジェクト」について
 ・自己紹介
 ・インプット(以下、アンケートから)
 ・ディスカッション
 ・発表
【進 行】PLAYWORKS タキザワケイタ
【備 考】
取材(見学)ご希望の方はお知らせくださいませ。また、ワークショップの様子を録画して後日ダイジェスト版をWEBへアップする予定です。ご了承の上、ご参加いただけますと幸いです。

体験ワークショップについて、ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

お問い合せはこちら

【障害者対象アンケート】ファッションに関する障害者の悩み・要望について

ミライロとPLAYWORKSは、障害のある当事者を対象とした「ファッションに関するアンケート」を実施します。アンケートでは、当事者が抱えるファッションに関する悩みや要望、特定製品へのご意見を伺います。

■対象者:障害のある当事者、障害者支援に関わっている方
■回答期限:2021年2月16日(火) 18時


アンケートにご興味がある方は、ぜひ詳細をご確認ください↓アンケートの詳細・回答はこちらから

取り組みの背景

<企業の課題>

①障害やユニバーサルデザインに関する知識・ネットワークがない

「製品・サービスを開発、改善する手法として『インクルーシブデザイン』に興味があるが、専門的で実行できていない」「実際に障害当事者の声を聞いてみたいが、どうやってアプローチしたらいいか分からない」などの声を多く聞きます。

②SDGsやCSRの観点、個人の想いとビジネスの両立が難しい

企業や企業で働く個人として障害者支援を行いたいという想いはあっても、ビジネスとの両立ができず、意見が通らなかったり、規模を拡大していくことができないという話も多く聞きます。

<障害当事者の課題>

①障害者の視点に立って「創られた」製品・サービスが少ない

製品・サービスの開発、改善の過程で障害当事者が参画しているものは多くありません。そのため、出来上がったものは、障害当事者や多様な方にも配慮された「誰でも利用しやすい」製品・サービスではないこともあり、利用することができない、利用しづらいものが多くあります。

②自身の考えや意見を企業へ直接伝える「つながる」機会が少ない

製品やサービスを実際に利用した上での改善の要望や意見などを、障害当事者が企業に直接フィードバックできる機会は多くありません。

③ユニバーサルデザインな製品・サービスに「ふれる」機会が少ない

多様な方に配慮して開発、改善された製品・サービスを体験する機会は少なく、体験できる展示会なども開催期間が短く、「ふれる」機会は限られています。


弊社「ミライロ・リサーチ」が障害当事者183名へ実施した調査結果でも、障害当事者が多様な方に配慮された製品・サービスを体験する「ふれる」機会、多様な方(企業や当事者を含む)と「つながる」機会、一緒に製品・サービスを「創る」機会など、多くの方が不満を感じていることが分かりました。

【グラフ】障害のある方183名に「ふれる」「つながる」「学ぶ」「創る」に関する満足度を調査した結果の円グラフ(どちらともいえない、あまり満足していない、満足していないと回答した割合:ふれる 79%、つながる・創る 92%、学ぶ 69%)※2020年5月実施「ミライロ・リサーチ 自主調査」より

本プレスリリースに関するお問合せ

■PLAYWORKS株式会社 担当:瀧澤
【Mail】playworks@keitatakizawa.jp

■株式会社ミライロ 経営企画部 広報担当:神保
【Mail】press@mirairo.co.jp 【TEL】050-3184-3338

 


両社紹介

<PLAYWORKS株式会社> HPはこちら

代表取締役 タキザワケイタ(インクルーシブデザイナー・サービスデザイナー)
新規事業・組織開発・人材育成など、企業が抱えるさまざまな問題を解決へと導きます。また 一般社団法人PLAYERS にて、新感覚ダイアログワークショップ「視覚障害者からの問いかけ」や、テクノロジーで点字ブロックをアップデートする「VIBLO」、顔が見える筆談アプリ「WriteWith」の社会実装など、社会課題の解決に取り組んでいます。筑波大学 大学院 非常勤講師・青山学院大学 ワークショップデザイナー育成プログラム 講師・一般社団法人PLAYERS リーダー

<株式会社ミライロ> HPはこちら

代表取締役社長 垣内俊哉
障害のある当事者の視点を活かし、ユニバーサルデザインの総合コンサルティングを推進しています。社会性と経済性の両輪から、3つのバリア「環境」「意識」「情報」や社会の仕組みに関する各種ソリューションを提供。多様性を理解する「ユニバーサルマナー検定」、障害者手帳アプリ「ミライロID」、障害当事者の声をHP、製品、施設改善に活かす「ミライロ・リサーチ」、D&Iの情報発信・交流拠点「ミライロハウス」などを展開しています。