ミライロ × 龍谷大学
大学施設におけるユニバーサルデザインの指針「UD設計標準」を共同で作成

株式会社ミライロと龍谷大学は「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」を共同で作成しました。

【本件のポイント】

■株式会社ミライロと龍谷大学が共同で、「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」を作成
■障害のある学生・教職員・障害学生サポーターに対してWEBアンケートを実施し、
通常見落とされがちな利用者の視点で課題を抽出。
■障害のある学生・教職員等が集まり意見交換会を実施し、WEBアンケートで集めた意見を、
設計標準の完成に向けて更に精査。

「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」とは

 「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」は、バリアフリー法(※1)と福祉のまちづくり条例(※2)に加えて、障害のある学生や教職員の声を取り入れた新しい設計の基準を指します。

作成する設計標準のイメージ図(一部抜粋)

下記の3つの項目をわかりやすく示します。
A・・・バリアフリー法に該当する項目
B・・・福祉のまちづくり条例(※バリアフリー法と異なる場合のみ記載)に該当する項目
C・・・障害のある学生の声に該当する項目

現状、大学施設を建築・改修する際に指標とするのは法律や条例です。しかし、その標準は一般的な建物を指すものであり、大学独自の施設整備に関する方針や具体的な整備基準は明確に定められていません。また、法律や条例の中から、大学施設や利用者に必要とされている情報を汲み取ることや、大学内においても整備基準が無いなど、大学担当者が抱える問題も多く存在しました。

今回、法律や条例の中から、大学施設の設計においてポイントになる情報を抽出した基準に加えて、障害のある学生や教職員、障害学生サポーターなどの意見を反映した「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」にすることで、障害のある学生等にとって通いやすい大学、利用しやすい施設づくりを目的としています。

※1 平成18年12月に施行されたバリアフリー施策を推進するための法律。正式名称を「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」という。その内、建築物移動等円滑化基準に該当する項目について記載。
※2 各都道府県、市町村が制定する「福祉のまちづくり条例」。

 

「大学施設におけるユニバーサルデザイン設計標準」作成の背景

日本学生支援機構の調べによると、障害のある学生数は、平成20年にわずか6,235人だったのに対し、10年後の平成30年には33,812人と、10年間で5倍以上も増えていることがわかっています。2016年には障害者差別解消法が施行されましたが、障害のある学生が不自由なく通える大学はまだ少ないのが現状です。今後更に増えてくると予想される障害のある学生に、より快適なキャンパスライフを送ってもらうためにも、今回利用者の声を集めることになりました。

また、障害のある学生にとって過ごしやすいキャンパス作りは、障害のある学生に選ばれる大学作りに繋がるだけではなく、大学内におけるユニバーサルデザインの視点を持つ人材の育成に繋げていくことも企図しています。

<参考>日本学生支援機構「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」

 

「大学施設によるユニバーサルデザイン設計標準」作成事業の概要

[WEBアンケートの実施]
障害のある学生・教職員・障害学生サポーターに対してWEBアンケートを実施し、通常見落とされがちな利用者の視点で課題を抽出。

・日 程:2019年6月7日(金)~6月28日(金)
・対 象:障害のある学生、教職員、障害学生サポーター
・回答数:124件

[意見交換会の開催]
障害のある学生・教職員等が集まり意見交換会を実施し、WEBアンケートで集めた意見を、設計標準完成に向けて更に精査。

・日 程:2019年8月5日(月)14:00~15:30
・会 場:龍谷大学・大阪梅田キャンパス(大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階)
・対 象:障害のある学生、教職員、障害学生サポーター

 

■本プレスリリースに関するお問い合わせ

龍谷大学 管理課 栗田     【Tel】075-645-7877
株式会社ミライロ 広報部 神保 【Tel】06-6195-7853 【FAX】06-6195-7854