ユニバーサルマナー事業部 講師

原口 淳

HARAGUCHI JUN

多様な人々と向き合う
「心の在り方」を伝道する


"障害を価値に変える、講師の仕事"

原口:高齢者や障害者など“自分とは違う誰か”の視点に立ち、行動する「ユニバーサルマナー」の講義を主に担当しています。講義と一口に言っても、企業で数百名を対象に行うこともあれば、絵本を使って幼稚園や小学校で読み聞かせを行うこともあります。他にも、イベントなどで専門家として登壇して発言したり、自分の生い立ちをストーリーとして話したりと、お伝えしている内容は多種多様です。それだけミライロという会社が、社会に広く発信して、共感を得る機会が多いということでもあります。


"見えない自分だから気づくことを言葉に"

原口:私には生まれつき視力がない、全盲という視覚障害があります。そんな私だからこそ聞こえること、触れられること、気づくことの全てを講義に込めています。私は情報のほとんどを音声で受け取るため、小さな頃から人とコミュニケーションを多く取ってきました。どんな声かけをすれば安心するのか、身体のどこを持って誘導すれば安定するのかなど、私がまわりの人たちから学ばせてもらったことを、今度は私自身がお伝えしています。実際のエピソードを交えながらお話すると、受講者に納得感を持ってもらえたり、「そんなことで良かったのか」とハードルを下げてもらえたりするのです。


"伝える”を突き詰める、講師のやりがい"

原口:講師が担当する基本的な講義には原稿やマニュアルがあるので、しっかり練習をすれば、早い人なら2週間ほどで話せるようになります。しかし講師の本領発揮は“暗記”の次、“伝え方”へのこだわりです。身振りや手振り、声の抑揚、30秒や1分単位の調整など一つとっても印象は変化します。私の場合は、できるだけ受講者に打ち解けてもらい、笑顔の絶えない講義にすることを目指しています。緊張して張り詰めていると、講義の内容が頭に入りづらいからです。受講者に「楽しかった」と言ってもらえる講義は、私自身も「楽しかった」とやりがいを感じる講義です。


"十人十色の講師が、切磋琢磨できる環境"

原口:伝えることにおいてプロフェッショナルである講師は求められる水準も高いですが、ミライロは成長できる環境です。さまざまな障害や特性のある講師が全国にいて、互いに講義のフィードバックをする機会もあります。一定の評価基準を満たせば、プロのボイストレーニングを受けたり、オリジナルのコンテンツを作ったりすることも。私はパラスポーツであるブラインドサッカーのキャプテンとしても活動しています。今後はスポーツの視点も交えながら、国内、そして海外にもユニバーサルデザインやユニバーサルマナーを伝えていきたいです。

 


多様な人々と向き合う
「心の在り方」を伝道する

ユニバーサルマナー事業部 講師

原口 淳 JUN HARAGUCHI