バリアフリールートの発信で、誰もがアクセスしやすい会社へ

協和キリン株式会社

協和キリン イメージ写真

 

協和キリン株式会社 

本社へのバリアフリーアクセスルートの情報発信


協和キリンバリアフリールートのサイト

■協和キリン株式会社「車いすで本社にお越しの方へ

協和キリンの本社へは、JR東京駅から地下通路を通り雨に濡れずアクセスが可能ですが、地下通路が入り組んでいることから、アクセスルートが分かりにくいという課題がありました。また、多様な方に向け快適なアクセスルートの情報提供ができていない状況でした。 そこで、実際に車いすユーザーと調査を行い、コーポレートサイトで地下通路を通るアクセスルートの情報発信を行うことで、車いすユーザーが安心して本社へアクセスできるようになりました。

 

 ポイント① 

地上と地下のマップを立体的なつながりで表示

 

地下を歩いていると、自分が今どのあたりを歩いているのか、特に目的地が地上にある場合は、空間の把握が難しくなります。 地上と地下の位置を、同じ縮尺のマップでつながりを持たせて表現を行うことで、空間把握がしやすくなることを実現しました。
地上と地下を表示したマップ

 

ポイント②

現地写真の掲載で、より分かりやすくアクセスルートを発信

 

実際に車いすユーザーと調査を行う中で、マップ上にルートを示すだけでは現地の情報と照らし合わせることが難しいという意見が上がりました。 そこで、アクセスするうえで目印となる場所の現地写真や設備について、説明とピクトグラムを合わせて掲載しました。 その結果、利用者にとってアクセスルートのイメージがより鮮明に浮かび、安心感を生むことにつながりました。 

詳しいアクセスルートの写真

 

ポイント③

2通りの行き方を発信し、利用者に選択肢を提供

 

実際に車いすユーザーと調査を行い、快適なルートが2通りあることが分かったため、今回の掲載は両方のルートを発信しています。 これは、調査中、2通りのうちどちらのルートがより快適か?と車いすユーザーに質問をしたところ、「どちらのルートも快適だが、より良いルートは人によって異なると思う」という意見が上がったためです。 1つのルートを押し付けるのではなく、選択肢を提供することで、利用者にとってより良いルートを選んでいただけるよう工夫しました。

バリアフリールートサイトのルート選択画面

担当者の声

協和キリン株式会社 ご担当者様

これまで、車いすユーザーの来訪者の方には個別に最寄駅からのアクセスをご案内していました。しかし、通常のアクセスマップと文字情報によるバリアフリールートの紹介であったため、分かりにくいという課題がありました。 そうした中で、車いすユーザーの方の入社が決まったことや採用選考などで来社される方も増えてきたことから、バリアフリーアクセスルートを作成することにしました。 今回、アクセスルートをコーポレートサイトに掲載したことで、車いすユーザーを初めとした様々な方に安全なルートをご案内できるようになりました。


ミライロ ビジネスソリューション部 コンサルティングチーム

アクセスページで、通常のルート以外にバリアフリールートを発信している企業は、まだまだ少ないと感じます。 外部の来訪者にはもちろん、そこで働く障害のある方々にとっても、職場まで一人で行けるのかどうか、どのように行けばいいのか、といった部分は重要な情報です。 今回の取り組みが、協和キリン株式会社様の障害者雇用促進にもつながれば嬉しいです。


 

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