誰もが快適に安心して過ごせる「アートへの入口」へ

東京都美術館

東京都美術館の外観

 

東京都美術館は、「アートへの入口」として、誰もが気軽に訪れることができ、「創造と共生の場」となり、「心のゆたかさの拠り所」となることをミッション(使命)に掲げています。世界の名画や現代作家の作品など、子どもから大人までが楽しめる様々なプログラムが用意されています。

 

取り組み内容 

東京都美術館バリアフリーガイドの作成


東京都美術館バリアフリーガイド表紙

東京都美術館バリアフリーガイド(PDF)
東京都美術館では、ミッションの一部に障害のある人が何のためらいもなく来館できるすべての人に開かれた「アートへの入口」となることを掲げています。
そこで、ミッションの実現へ向けた取り組みとして、障害のある方を含む誰もが、館内で快適に安心して過ごしていただけるよう、バリアフリーガイドを作成しました。

ポイント① 

施設の構造が分かりやすいマップデザイン

 

東京都美術館は、5つのフロアに多数の展示室を有する美術館です。そのため、施設の構造が複雑で、特に各エレベーターがどこにつながるのか分かりづらいといった課題がありました。そこで、エレベーターや壁の位置関係が分かりやすいマップデザインにすることで、館内移動のストレスの軽減につなげています。

マップデザインの画像

ポイント② 

車いす対応トイレの一覧を掲載

 

多くの方が訪れる施設だということもあり、車いす対応トイレは館内に12箇所設置されています。しかし、多数ある車いす対応トイレそれぞれにある設備が異なるため、各ユーザーが自身に最適なトイレを探すのに苦労する可能性がありました。そこで、車いす対応トイレの一覧を発信することで、利用者側で自身に最適なトイレを選択していただけるよう配慮しました。

車椅子対応トイレの特徴紹介図

 

担当者の声

 


◇ミライロ ビジネスソリューション部 コンサルティングチーム

2012年に大規模改修されたこともあり、館内は障害のある方を含め、誰もが過ごしやすい空間になっていました。そのことを、このバリアフリーガイドでより多くの方に知って欲しいと思い、企画・制作しました。
アートはもちろんですが、建築も魅力のひとつである東京都美術館。このバリアフリーガイドが、より多くの方が素敵な時間を過ごせるためのお手伝いになれば幸いです。


 

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