株式会社ミライロ(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)は、株式会社プロネクサス(本社:東京都港区、代表取締役社長:上野 剛史、以下「プロネクサス」)との業務提携により、ディスクロージャー・IR分野における障害者へのバリアを解消し、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでおります(※1,2)。この度、その取り組みの一環として、2025年6月に開催されたプロネクサスの株主総会にて、来場される耳の聞こえない、聞こえにくい方々へのサービス向上を目指すことを目的に、「オンライン手話通訳サービス」を提供しました。
※1:業務提携のお知らせ(2024年3月26日)
※2:ユニバーサルマナー検定(株主総会)提供のお知らせ(2024年7月4日)
プロネクサスの株主総会では、受付に案内とQRコードを設置することで、聴覚に障害のある株主様が必要な時にいつでも手話通訳を呼び出せる体制を構築しました。事前の入念な打ち合わせとリハーサルを通じて、当日の円滑な進行を徹底しています。株主総会における通訳の設置は、聴覚に障害のある株主様へ公平かつ迅速に情報をお届けする上で、重要な取り組みです。
「ミライロ・コネクトオンライン手話通訳サービス」は、タブレットやスマートフォンのビデオ通話を活用して利用できるサービスです。当社が独自に開発したビデオ通話システムを通じて会場スタッフと聴覚障害者の会話をリアルタイムでお繋ぎします。一般的な通訳派遣のように事前の予約が不要で、突然の聴覚障害者の来訪にも対応可能です。本取り組みの場合、受付にQRコードを設置し、聴覚障害者が来訪した際にスマートフォンで読み取ると遠隔地にいる手話通訳をビデオ通話で呼び出すことができます。本サービスをご利用いただくことで、遠隔地でも手話言語による受付対応やコミュニケーションを円滑に行えます。
行事やイベントに参加したくても断念せざるを得ないといった経験のある聴覚障害者は多数いらっしゃいます。(※)今回の取り組みのように、他の株主と同様に情報を受け取ることができるというのは、聴覚に障害のある株主の参加の機会を広げることにも繋がります。
株主総会においてもますます、障害の有無に関係なく情報を享受できるような環境整備が求められています。
ミライロ・コネクトでは引き続き、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。株主総会や窓口などでの情報保障について、ご関心のある方はどうぞお気軽にご相談ください。
※ミライロ通信『聴覚障害者が「イベントなど」に求める情報保障とは?』
・ミライロ・コネクト事業
メール:connect@mirairo.co.jp