バリアバリューな人 紹介

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現在は、週に1~2回、ユニバーサルマナー検定講師をしています。他には、企業・団体向け研修の日程調整、月に1~2回実施している個人検定の会場選び、講師の調整、個人検定を受ける方からのメールや電話対応などもしています。この仕事の醍醐味や喜びを感じることは、大きく2つあります。1つは、5日間連続や1ヶ月にわたる大きな案件をトラブルなく終えた時の達成感です。チームはもちろん、他部署、お客様、みんなで力を合わせて大きな仕事を成し遂げた時には、不安から解放され、充足感に満たされ、更に仕事を頑張ろうと思います。2つめは、講義後に受講者からお礼を言われることです。真剣な表情で学ばれていた受講者の方から、笑顔で「ありがとうございました」と言っていただけると、すごく嬉しい気持ちになりますし、受講者の満足度を高めるためにさらに改善しよう!と気が引き締まります。
仕事を進める中で、チームメンバーなどから様々な意見が出ます。自分の考えとは違っても、否定しないことを常に意識し、肯定することを考えるようにしています。そうすることで、反対意見を言う場合も、ただ否定するのではなく、先に出た意見を含めて私の考えを伝えることができます。結果的に、誰もが意見や考えを伝えやすい雰囲気にもつながると思っています。そして、できる方法を考えます。新しい施策を考えたり、仕事の依頼があった時、まずは私の中で、すべて実施する前提で考えることを心がけています。マイナスの先入観があると、やらない理由はいくらでも出てきます。まず、実施する前提で考え、その中で、工数や人員など、どうしても難しい理由が出てきた時に断るようにしています。
大学4回生の時、大学の友人に誘われて、ミライロの企業説明会に参加しました。当時は、興味のあった福祉施設の仕事か、アルバイトを飲食店でしていた経験を活かして飲食関係に進もうと考えていました。しかし、ミライロの企業説明会で上映された会社紹介動画の中の“障害を価値に変える”という言葉を見た瞬間、心を掴まれました。絶対、この会社で働きたいと思いました。私には色覚特性があり、幼い頃から目指していた警察官の道に進むことができなかった経験があり、障害は隠すもの、マイナスでしかないと思っていました。そんな私に、この言葉は凄く響きました。これまで遺伝の特性で、悩みもがいてきた経験は無駄ではなく、この会社に出会うためだったんだ!と入社を志しました。すぐに行動しようと、説明会場で面接の申込みをしました。最終面接後、両親に「もし今回採用にならなくても、就職浪人して、来年もミライロを受ける」と伝えたのを覚えています。
大きな魅力としては、社会性と経済性を両立しているところです。ミライロは、企業として経済性も考えて事業を行っています。ユニバーサルマナー事業においても、障害者と関わることを単発のイベント、特別なことと捉えるのではなく、多種多様なカリキュラムを生み出して継続的な取り組みとなるよう提案します。障害がある人もない人も、誰もが過ごしやすい社会になることを継続的な仕組みにするためにビジネスとしてアプローチしている。社会を変えるために、ビジネスパーソンとして成長しながら貢献できることは大きな魅力です。また、社員の平均年齢が30代と若いので、新卒や2年目でも、自分の意見を伝えやすいです。もっと自分で行動したいと思っている人には成長できる機会を与えてもらえる会社です。部署や職種にもよりますが、比較的有給など休暇を取りやすく、プライベートの予定を組みやすいので、働きやすいです。
2024年に22万人を超えたユニバーサルマナー検定の認定者数を、さらに30万人、40万人と増やすことです。ユニバーサルマナーを誰もが知る言葉にします。今は興味ない方やそもそも知らない方に対しても、ユニバーサルマナーの共感の輪が広がっていき、ユニバーサルマナーが日本の文化になっていくことを目指したい。そしていずれは、街を歩いている時に「あ、ユニバーサルマナー講師の木田さんだ!」と、研修受講者から気軽に声をかけていただけるようになることです。自分が意識を変える最前列に立ち続けることで、私自身の顔も周りの人に知っていってもらいたいと思います。
私のバリアは「すぐにため込み、思い悩んでしまうこと」です。何かトラブルがあったり、気になる一言を誰かから言われた時、ずっとそれが頭に残り、小さなことでも消化できずに悩むことがあります。これは良くないと思う時もありますが、その反面、どんなことも自分のなかで消化できるまで考え抜き、納得できないことは、自分なりに納得できる答えを出す。些細なことでも気になる分、どれだけ親しい人に対しても、自分の行動によって相手がどう思うかまで考えて行動したり、話をすることができます。自分が些細な言動に敏感であることは改善すべきこと、克服すべきバリアだと思っていましたが、だからこそ、相手がどう思うか想像しながら話すことが当たり前になっていることは強みでもあり、相手のことを考えて話す「心づかい」は、意識しなくてもできています。
ユニバーサルマナーチームは、本人や家族に障害や特性がある人が多く、想いの強い人が集う熱いチーム。職場では、互いにあふれ出る想いやフィードバックを言い合える環境です。障害福祉に興味があるだけではなく、ユニバーサルマナーに共感し、一緒に広めたいという内に秘める熱い想いがあれば、ぜひ一緒に働きたいです。