2025年度も国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科の学生に事業説明会を実施しました

株式会社ミライロ(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)は、ミライロ・コネクト事業の一環として、国立障害者リハビリテーションセンター学院からのご依頼を受け、手話通訳学科の1年生を対象に東京支社にて会社見学と事業説明会を開催しました。ミライロ・コネクトとして事業説明会や会社見学を行うのは、2024年に続き2度目の取り組みとなります。今回の取り組みを通して、民間企業が担う手話通訳事業の理解を広めるとともに、耳が聞こえない方と聴者を繋ぐ架け橋となる通訳者を増やし、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。

(画像)国立リハビリ_ミライロのロゴ

取り組み内容


(写真)ミライロの社員が学生に対してミライロ・コネクトの事業紹介を行っている様子

2024年に引き続き、国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科の1年生4名が、企業訪問のカリキュラムの一環として東京支社にお越しくださいました。「バリアバリュー」という企業理念のもと手話通訳事業を展開するミライロへの関心から、この取り組みは実現しました。訪問当日は、まずミライロ・コネクト事業の責任者から、ミライロ全体の事業、またミライロ・コネクトの事業に関する説明会を実施しました。

さらに、民間企業だからこそ社会に貢献できることや、他の関連団体との関係性など、事業を進める上で私たちが大切にしている点についても共有しました。今回の訪問が、学生の皆さんの学びを深め、将来の手話通訳者としてのキャリアを考える一助となれば幸いです。

参加者コメント

障害や合理的配慮に対する理解が十分に得られているとは言い難い社会ではありますが、御社の事業説明を受け、社会を構成する多くの企業にアプローチされていると知り、このような活動が将来的に社会に存在するバリアを解消し、誰一人取り残さない社会の実現につながっていくのだと感じました。「バリアバリュー」という理念のもと、障害を価値として捉え、福祉の枠を超えてビジネスとして事業展開している点は、手話通訳士を目指す私にとって非常に刺激的でした。民間企業における手話通訳の役割や働き方を知ることができたことも、卒業後の進路を考えるうえで貴重な機会となりました。共生社会の実現に向け、当事者の視点を大切にする姿勢と、柔軟な働き方の両立が印象的でした。

ミライロ・コネクト 事業責任者 コメント

【プロフィール写真】福島直人 (1)福島直人
今年度も国立障害者リハビリテーションセンター学院 手話通訳学科の皆さまにお声がけいただき、説明会を実施する機会を頂戴しました。
ミライロ・コネクトのビジョンとして手話通訳の地位向上を掲げていることもあり、今年度も国立障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科からお問い合わせがあったことに対し、非常に光栄に感じました。CODA(コーダ:聴覚障害者の親を持つ人のこと)の立場で手話に関する仕事を続けてきた私の経験から伝えられることや、民間企業で業務を行うことの楽しさや困難さを中心にお話をさせていただきました。参加者の皆様が熱心に聞いてくださる姿を見て、嬉しく思いました。今回ご参加いただいた方とご縁があり、今後一緒にお仕事できることを心待ちにしております。

まとめコメント

ミライロ・コネクトでは、手話通訳の地位向上をビジョンの一つとして掲げております。聴覚障害者に対して情報保障を整備していくためには、手話通訳者や文字通訳者などの通訳者の協力が必要不可欠です。今後も、手話通訳者や文字通訳者、そして聴覚障害者の皆さまからも、ミライロ・コネクト事業に関心を持っていただけるよう、事業を展開していきたいと考えております。こうした事業説明などにご興味がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先

・ミライロ・コネクト事業 
メール:connect@mirairo.co.jp

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