近年、国内では高齢化の加速、障害者を取り巻く関連法令の改訂、世界規模では、SDGsの推進やESG投資などが注目されています。それに伴い、バリアフリーやユニバーサルデザイン、ダイバーシティ&インクルージョンに関連する取り組みが、かつてないほど加速しています。
現在、日本には高齢者3,619万人、障害者964万人、3歳未満の幼児が275万人がいます。*1 それらの人々は、日常生活で不自由や不便を感じることが多いです。これらの人々以外にも、不便を感じている人々は存在し、潜在的なニーズを含めると、ユニバーサルデザインの必要性は大きいものになります。
そのため、社会貢献の枠組みを超え、持続可能な社会実現のため、ユニバーサルデザインの取り組みが必要です。
*1:総務省「令和2年版 人口統計」(2020年)、内閣府「令和元年版 障害者白書」(2019年)
2021年 改正障害者差別解消法成立
事業者に対する障害者への不当な差別の禁止、合理的配慮の提供が努力義務から義務(法的義務)になりました。
2025年大阪・関西万博開催
SDGsの達成に向けて、150の国と25の国際機関、様々な企業や市民団体などが一丸となって未来を共創していく事が求められます。
*2:内閣府「令和元年版 障害者白書」(2019年)
*3:総務省統計局「令和2年版 人口推計」(2020年)、内閣府「令和元年版 障害者白書」(2019年)
【環境】施設・設備・製品
例:当事者の声を反映した施設整備/多様性に配慮した製品開発
【意識】コミュニケーション
例:障害者との適切なコミュニケーション/障害者や高齢者の避難対応
【情報】情報保障・発信
例:Webアクセシビリティ対応/聴覚障害のある従業員への情報保障
社会には多様な人々が生活し、障害者や高齢者・LGBTQ+・外国人など、移動や生活に不安を感じている人が存在します。それらの人々は、社会に存在する「環境・意識・情報」の3つのバリアを感じています。
これらの3つのバリアは、相互に関連している部分があります。一つのバリアの解消だけでなく、多面的にに解決のアプローチを行うことが可能です。そのため、従来解決が難しかったバリアの解消や、より効果的な解決策を導くことも可能です。
障害のある方への対応は、コストがかかりすぎ、過剰になってしまうことがあります。私たちは障害がある当事者の視点と、ビジネスとしての視点から、最適なソリューションを提供しています。
全国1,000を超える企業・自治体・教育機関との業務実績があるミライロは、本当に求められている課題を見つけ、解決に向けた提案をします。
高齢者は加齢に伴って様々な身体的不自由が増えて、視力・聴力・筋力などの低下が同時に進行します。つまり、高齢者の潜在的ニーズは、障害者のニーズを統合した状態にあります。
障害者や高齢者にとって外出や消費、サービスを利用しやすくすることは、すべての人が暮らしやすい社会の実現につながります。
*4:内閣府「令和2年版 障害者白書」(2020年)
ミライロIDを起点に、障害者と事業者をつなぐ架け橋を生み出すことができます。
障害に関する不便さの解消や社会参加を促すきっかけを創出することでユーザー体験のさらなる向上を実現します。
ミライロIDは、障害者手帳を所有している人を対象としたスマートフォン向けアプリです。障害者手帳を通した、顧客体験の変革をもたらすことを目的として開発を進めています。
紙の手帳に変わる障害者割引に関する本人確認の代替手段だけでなく、提携事業者からクーポンやオンラインチケットを提供することができます。障害者手帳保有者の生活のサポートだけでなくダイレクトマーケティングにも繋がります。
3,000を超える事業者とのつながりを構築し、障害者と企業をつなぐ架け橋となり、社会インフラとしての役割を担います。
SDGs(持続可能な開発目標)は、より良い社会を生み出すために、2015年に国連で採択された世界共通の指標で、2030年までの全人類のミッションです。今日では、SDGsの取り組みが、企業から多様なステークホルダーへの大きなアピールになります。
SDGsの考えはユニバーサルデザインの理念と通ずる部分が多いです。弊社の事業展開や、お客様との取り組みがSDGs達成に寄与しています。
株式会社ミライロでは「障害者」と表記しています。「障がい者」と表記すると、視覚障害のある方が利用するスクリーン・リーダー(コンピュータの画面読み上げソフトウェア)では「さわりがいしゃ」と読み上げられてしまう場合があるためです。
「障害は人ではなく環境にある」という考えのもと、漢字の表記のみにとらわれず、社会における「障害」と向き合っていくことを目指します。
性的マイノリティの中にはさまざまな性自認、性的指向の方がいらっしゃいます。株式会社ミライロでは、性的マイノリティの総称として「LGBTQ+」と表記しています(過去公開分のブログ等はLGBT表記の場合があります)。
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