ミライロでは、新型コロナウイルスの流行に伴い、障害者がどのようなことに困っているのかを把握するのと同時に、勤務形態の変化による課題を調査しました。
調査報告書
スライドショーが見にくい方や音声読み上げでご覧になりたい方ようにWord版もご用意しております。
次のリンクからダウンロード可能です。
新型コロナウイルスの影響実態調査結果.doc
調査概要
【調査内容】新型コロナウイルスの流行に伴い困った事
在宅勤務・時差出勤・遠隔会議に関して困った事 等
【調査日】2020年3月5日(木)~ 3月9日(月)
【調査対象】ミライロ・リサーチのモニター会員/ミライロIDの登録者
【人数】総回答数:411人
【調査手法】Webアンケート
調査結果の内容を一部抜粋
◇新型コロナウィルスによる影響について
・車いすでは届かない高さに消毒液が置かれていることが多い(肢体不自由)
・日常生活では物を触って確認することが多いのでこの時期特に心配である(視覚障害)
・マスクをしていると会話ができない(聴覚障害)
・どの情報が正しく、そうでないのか、パニックになってしまう(精神障害)
・「ウイルス」という概念がわからず、マスクの着用を拒否される(知的障害児の保護者)
◇各種テレワークを利用していて困ることや意見について
【在宅勤務】
・就労時のヘルパー利用ができない(肢体不自由)
・視覚に頼らざるを得ない資料が必要な時に周囲のサポートを受けられない(視覚障害)
・電話会議が難しい(聴覚障害)
・1人自宅で居ると集中がなかなかできず、思うように仕事が進まない。(発達障害)
【時差出勤】
・ノンステップのバスの時間が決められていないため、時間をずらせない(肢体不自由)
・時差出勤すれば朝は楽ですが、帰りが遅くなるのも身体が疲れる(肢体不自由)
・介護短時間勤務のため対象外にされている(聴覚障害)
・基礎疾患も持っているため、自主的に出社していない(精神障害)
【遠隔会議】
・タイピングが遅いためメモを取りづらい(肢体不自由)
・会議に使用するソフトが画面読み上げに対応しておらず、操作が困難(視覚障害)
・音が悪くて聞こえない。画像が粗くて、口元が見えない(聴覚障害)
・部屋が散らかっているので遠隔会議をすることが少し恥ずかしい(発達障害)
今回の調査は、当事者視点での調査を行う「ミライロ・リサーチ」の障害当事者モニター会員、スマホで表示できる障害者手帳アプリ「ミライロID」ユーザーの皆様にご協力いただきました。
ミライロ・リサーチでは、障害のある当事者の視点と多角的な調査を活用し、新たなマーケット開拓や革新的なソリューション開発を模索する企業様のお手伝いをします。ご興味のある方は以下の資料をチェックくださいませ。
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