バリアフリー情報の発信で、誰もが楽しめる複合施設へ
株式会社サンシャインシティ
取り組み内容 バリアフリー情報発信サイトの作成 |
■サンシャインシティ「バリアフリー情報サイト」 |
ポイント① カテゴリと席の種類でレストランの検索が可能 |
レストランページでは、カテゴリ選択の他に、『席種』として「テーブル席のみ」「カウンター席のみ」などテーブルの情報で絞込みをかけられるようにしています。 これは、車いすユーザーが車いすのまま食事をとることができるかを、すぐに検索できるよう工夫しました。 また、各店舗ごとにサポート情報やサービス形態、店舗内の段差、机・椅子の高さなどの詳細情報を掲載することにより、お客様が安心して店舗を訪れることができるようにしています。
ポイント② 現在地や、必要な設備情報から優先トイレを検索することが可能 |
車いすユーザーをはじめとする優先トイレを利用される方々にとって、優先トイレの情報発信は重要な項目です。 現在地付近に優先トイレがあるかはもちろんですが、そのトイレに自身にとって必要な設備があるのかを事前に把握できることも、とても重要なポイントとなります。 今回のバリアフリー情報発信サイトでは、マップ上のアイコンをクリックすることで各トイレの設備情報が見られるだけでなく、トイレの設備一覧からも自身に最適なトイレの場所が検索できるようになっています。
ポイント③ 最適なバリアフリールートを発信 |
誰もが最寄り駅からサンシャインシティまで最適なルートで訪れることができるように、各ポイントの写真が掲載されたバリアフリールートを発信しました。 また、サンシャインシティはビルが5棟に分かれる複雑な建物構造となっています。そこで、入口から各施設へのバリアフリールートを示すことにより、安心して施設を訪れていただくことができるようになりました。
担当者の声 |
◇株式会社サンシャインシティ ご担当者様
これまでも施設内のバリアフリー対応は行っていましたが、昔からある施設のため、利用しにくい印象を持たれることも多く、努めてオフィシャルサイトに情報を掲載していました。しかし、バリアフリー情報が水族館・ショッピングセンターなど各施設のサイトにそれぞれ掲載されており、館内全体をご利用なさりたい方にとても分かりづらいという課題がありました。そこで、バラバラになっていた情報を1つに集約することにより、サンシャインシティでのバリアフリー情報が一目でわかるようになり、お越しいただく前にチェックし、安心してお越しいただけるようになりました。
◇ミライロ ビジネスソリューション部 コンサルティングチーム
コンサルティングチームには車いすユーザーのデザイナーがいるため、実際に情報を必要とする当事者と一緒に企画・制作を行いました。 レストランや優先トイレの検索性などは、当事者スタッフの意見をもとにしたアイデアです。情報をできる限り集約し、分かりやすく発信することを意識しました。 商業施設として、Webサイトでバリアフリー情報を発信しているケースは少なく、そういった中でサンシャインシティ様の取り組みにご協力できたことは、とても喜ばしいことだと感じています。 このWebサイトを通して、少しでも多くの方がサンシャインシティへ足を運んでいただけると嬉しいです。
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