通信教育を手掛ける株式会社ユーキャン（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：品川 泰一、以下「ユーキャン」）では、開講以来好評の『手話入門講座』の教材とカリキュラムを2024年4月に『はじめての手話講座』としてリニューアルしました。 株式会社ミライロ（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：垣内 俊哉、以下「ミライロ」）は、ミライロ・コネクト事業の一環として、ユーキャンの『はじめての手話講座』の教材・カリキュラム作成と監修を行いました。本講座を通して、耳の聞こえない方と聴者を繋ぐ架け橋となる方を増やし、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。
本講座の特徴
●２ヵ月の速習レッスン。１日10分～でもOK！
１日のレッスンは10分からでも受講ができます。お仕事などで忙しくて時間が取れない方でも、無理なく自分のペースで学習ができます。
●はじめてでも安心。着実に身につくカリキュラム
聴覚障害者が日常的に使っている手話表現を学べます。自然な手話表現を確認しながら、ご自身の手などを動かして学習してみましょう。また、現代に合わせたさまざまなシーンで使える手話単語を学習することができます。
●スキマ時間を有効活用！好きなときに好きな場所でレッスンできる！
スマートフォンやタブレットがあれば、いつでもどこでも動画レッスンを見て学ぶことができます。時間を有効活用しながら、スキルアップができます。
講座内容については、下記のURLからご覧いただけます。
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/41/
学習のステップ
STEP１ 基礎編
「基礎編」では、手話言語の基本について学習をします。ろう文化など手話を学ぶうえで知っておくべき知識から、表情や手の基本動作など、手話の勉強をはじめるにあたって、役立つ知識をお伝えしています。
STEP２ 対話編
「対話編」では、単語や手話を身につけるコツを学びます。日常会話によくあるフレーズを用いて展開されるので、楽しみながら覚えることができます。また、事前にテキストを読むことで、動画レッスンの理解が深まります。
オールカラーのテキストには丁寧な解説に加え、写真も満載です。細かな角度や手の動きもわかりやすく、はじめての方も安心して学べます。
STEP３ 字幕付きの動画での学習
はじめに字幕付きの動画で会話の流れや表情の使い方を学習します。次に、講師と一緒に単語表現をひとつずつおさらいします。正面や横から動作を確認できるので、細かい動きも確認することができます。また、スピードの異なる会話動画もあります。段階的に学べるので、ご自身のペースでしっかり手話を身につけることができます。
出演者（講師）
早瀨 憲太郎
奈良県出身。神奈川県横浜市内でろう児対象の国語専門学習塾を経営。監督を務めた映画「ゆずり葉」、東日本大震災と障害者をテーマにした「生命のことづけ」に続く最新作の映画「咲む」が全国公開中。2007年〜2014年NHKみんなの手話講師を務め現在はオリンピック・パラリンピックの NHK 応援番組にコメンテーターとして出演中。夏季デフリンピック競技大会自転車競技日本代表として３大会に出場。絵本の手話語りDVD出演（偕成社）やスポーツの手話実況に取り組むなどスポーツからエンターティメントまで手話表現者（手話エンタターティナー）として幅広く活躍中。
長井 恵里
徳島県出身。 徳島県立ろう学校を卒業後、四国学院大学を卒業。ろう者・難聴者向けの俳優養成講座「デフアクターズ・コース2022」の第1期生であり、東京国際ろう映画祭に出品された『田中家』の主演、また、ろう者である監督・役者陣で制作された映画『虹色の朝が来るまで』で主演を務めた。聴覚や発話に困難のある方とそれ以外の方の会話を、通訳オペレータを介し電話で即時双方向につなぐ公共インフラ「電話リレーサービス」のCMや、NHK「手話で楽しむみんなのテレビ」に手話演者として出演。その他の主な出演作として、映画『ケイコ 目を澄ませて』『月』ドラマ『デフ・ヴォイス』など。
コメント
今回の取り組みのように、手話に関する監修業務のご相談をいただく機会が増えています。2024年4月から改正障害者差別解消法が施行され、民間事業者において合理的配慮が義務化となり、また2025年にはデフリンピックやEXPO 2025 大阪・関西万博が開催されます。それらの影響により、社会的に手話を含めた情報保障のニーズや関心が日々高まっています。ミライロ・コネクトでは引き続きさまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。手話の監修や情報保障のご相談をご希望の方はどうぞお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先
●ミライロ・コネクト事業
メール：connect@mirairo.co.jp
