ソフト面とハード面のユニバーサルデザイン化を実現するために

日野自動車株式会社

画像 日野自動車株式会社のバス写真

 

ユニバーサルマナー研修や車いす体験と共に、

施設のユニバーサルデザインチェックを実施

 

画像 日野自動車様の社員の車いす体験の様子

日野自動車株式会社は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会やSDGsの高まりを契機に、社員へ障害者理解を深める取組みを始めたいと考えていました。
取り組みにあたり、ユニバーサルマナー研修受講や車いす試乗体験と共に、施設内の危険個所チェックを実施することで、今後の社内活動を推進させるきっかけとしました。

 

ポイント① ユニバーサルマナー研修を実施

まず、障害者理解促進のきっかけづくりとして、車いすユーザーの講師による講演会を行いました。そこでは、まず「障害について知る」ことの大切さを学んでもらいました。次に、オリンピック・パラリンピック大会に関わる社員に対し様々な方とのアクションとマインドを学ぶべくユニバーサルマナー研修を実施しました。
実際に障害のある講師からユニバーサルマナーの考え方や、多様な方々への向き合い方についてレクチャーを行いました。講師自身の経験もふまえて研修を行ったことで説得力があり、社員の理解を深めることに繋がりました。

ポイント② 車いす体験を実施

車いす体験では、実際に車いすに乗り、社内の受付やエレベーター、歩道、食堂といった施設を体験し、お客様や社員にとって、利用しやすい施設となっているかを確認しました。普段働く職場で車いす体験をすることにより、様々な方の視点でバリアフリーを考えるきっかけになりました。
その後、社内イベントで製品のバスを使用した社員やその家族への車いす体験会を実施しました。普段車いすを使用しない人も使用者の気持ちやサポート方法を理解してもらうことができました。

画像 日野自動車様のバスと車いすが映った写真

ポイント③ 工場のバリアチェックを実施

ユニバーサルマナー研修や体験会によってソフト面での気づきを得た後に、工場のハード面に関するバリアチェックを行いました。バリアチェックでは、チェックシートを用いて事前チェックを行いました。
その後、実際に車いすを使用しているモニターと一緒に施設を周り、事前チェックの振り返りや新たな気づきの共有を行いました。

画像 車いすに乗ってバリアをチェックする様子

担当者の声

◇日野自動車 ご担当者様

一連のトライ結果に基づき、20~21年度はコロナ禍も考慮し社内の東京2020オリンピック・パラリンピック大会関係者へユニバーサルマナーオンライン研修を実施しております。受講者からは有意義な研修だと好評です。
今後は、広く社内展開をしていきたいと思います。具体的なアクションに向けて、前向きに頑張ってまいります。


◇ミライロ ユニバーサルマナー部

ユニバーサルマナー研修や車いす体験のお手伝いをさせていただきました。実際に車いすの体験をすることによって、より自分事として考えていただけました。ユニバーサルマナーの考え方が、本研修を受講したことで広がることを願います。

◇ミライロ ビジネスソリューション部 コンサルティングチーム

社内の研修会に始まり、実際に働く場でのバリアチェックまで、たくさんの気づきを共有していただきました。今回のお取組みを1つのきっかけとして、ソフト面とハード面の両軸においてユニバーサルデザイン化が進むと、嬉しく思います。


 

おすすめ資料

多様な方への向き合い方を学ぶ。ユニバーサルマナー研修のご案内
無料ダウンロード

 

ユニバーサルデザインの調査・監修について

お好きな時間で1対1で相談を設定いただけます。

お問い合わせ