陸前高田市の「ユニバーサルデザインのお店」に認証書が授与されました!

岩手県陸前高田市は、「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」を目指しており、誰もが使いやすいユニバーサルデザインに配慮した店舗等について「ユニバーサルデザインのお店」として認証しています。

2019年11月2日(土)、「ユニバーサルデザインのお店」に認定された6店舗に認証書を手渡しする授与式が開催されました。

陸前高田市の「ユニバーサルデザインのお店」に認証書が授与されました!

今回「ユニバーサルデザインのお店」に認証されたのは、市内にあるコンビニエンスストアや飲食店、地元の商工会などの16店舗で、この取り組みを始めて以来、初めての認証となりました。

 

市の担当者は

陸前高田市は、震災後に「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」を目指し、ユニバーサルデザインに配慮した店づくりについて、市内の事業者に協力をお願いしてきました。この度、中心市街地の16店舗を「ユニバーサルデザインのお店」として認証しました。新しいまちづくりの中で、皆さまの協力のおかげにより、このような取り組みが形になったことをとてもうれしく思います。今後も中心市街地に問わず、認定店舗を増やしていきたいと思います。

と話していました。

 

 陸前高田市の「ユニバーサルデザインのお店」に認証書が授与されました!

 

授与式が開催されるまでの背景のお話

陸前高田市が目指す「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」とは、「障害のある人もない人も、ともに生きる共生社会を実現しよう」というものです。

 

「震災によりゼロになったまち」から、「世界に誇れる美しいまちの創造」の実現に向け、この目標を掲げました。

 

ミライロはこの目標に賛同し、ハード面の取り組みとして、ユニバーサルデザインの配慮事項をまとめた「ユニバーサルデザイン(UD)チェックリスト」を作成しました。

 

「ユニバーサルデザインチェックリスト」とは

新しい市街地に出店する店舗がユニバーサルデザインの配慮に取り組めるように作成したのが「ユニバーサルデザイン(UD)チェックリスト」です。

陸前高田市の「ユニバーサルデザインのお店」に認証書が授与されました!

 

「段差の有無やスロープの角度、入り口扉の種類」は必須項目として、「段の視認性や安全性の設備や条件が整っているか」は推奨項目として、その評価を確認することができます。

 

今後、陸前高田市に「ユニバーサルデザインのお店」が益々増えていくことを楽しみにしています。