美容師を目指す学生100名にオンラインでユニバーサルマナー検定を受講いただきました!

神奈川県横浜市にある、美容・ブライダル・ファッション分野のプロを育成する横浜fカレッジ様の美容師養成学科の1年生全員に、2020年6月23日(火)にオンラインにてユニバーサルマナー検定3級を受講いただきました。

オンラインでの受講の様子

※オンラインでの受講の様子
※個人情報保護のため画像を一部加工しております。

横浜fカレッジ様では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンライン授業を取り入れ、学生の皆さんは自宅で学校から貸与されたPCを活用して学習を進めています。

同校ではこれからさらに高齢化が進む社会の中で、多様なお客様に喜んでいただけるサービスを提供できる美容師を育成するために、「ユニバーサルマナー検定3級」を1年生全員の取得資格に設定しています。
今年度も、コロナ禍だからこそ、ユニバーサルマナーを身につけてもらいたいという先生方の思いから、オンラインでユニバーサルマナー検定を開催することとなりました。

受講前と受講後の学生さんの変化

受講前と受講後にどのような考えの変化があったのでしょうか。
受講後のアンケートで、学生さんに聞いてみました。

これまでを振り返って、困っている障害のある方やご高齢の方を見かけたときに、自信をもって声をかけることができていましたか?はい22.9%。いいえ31.2%。どちらともいえない45.9%

↑受講前

受講したことで、障害のある方やご高齢の方など困っている方を見かけたときに自信をもって声かけをできると思いますか?はい84.4%。いいえ12.8%。どちらともいえない2.8%

↑受講後

受講前は自信を持って声を掛けられる学生は2割程度でしたが、受講後は8割を越える学生が、自信を持ってお声がけができると回答してくださいました。

福祉にかかわる美容師の仕事に興味がありますか?この検定を受けて興味をもった、が半分以上を占めている。

検定実施前、先生たちにアンケートの質問項目を相談したところ、この質問があがりました。

高齢化の進む社会背景もあり、訪問理美容の利用者は年々増加しています。
サロンや美容院でサービスを受けられる方だけでなく、自宅や病院、介護施設などの場所でも同様のサービスが受けられるということは、お客様の安心と満足につながります。

参考:「訪問理美容における実態調査結果」はこちら

Q.本日学んだことを将来どのように生かしていきますか?

👩‍💼美容師となって、店にバリアフリーの対応を十分にすることや、街でも自分から積極的に声掛けをして、行動する。

👨‍💼プライベートだけでなく、仕事中の接客や職場の設備などに生かしていきたいです。

👩‍💼自分でサロンを開くとしたら、入り口を広くしたりスロープをつけたりとユニバーサルデザインをたくさん取り入れたい。

👨‍💼自分に障害がないので健康な人を中心に考えてしまう固定観念があったけど、その考えが今回の講義を通して変化しました。なので、これから社会人になるにあたって、固定観念にとらわれないアイデアをだせるようにしたいと思います。

👩‍💼身体で困っている人向けに活用できる美容製品を考えたい。

👨‍💼将来、きっと自分の両親も介護が必要になってくると思うので車椅子の使い方、補助犬等の役割をしっかりと思い出して今日の授業を生かしていきたいです。

👩‍💼今まではお節介かなと思って見てることしか出来なかったけど、受講したことで自信が持てました。この受講を通してちゃんと知識を持つことが出来たのでこれからは困っている人がいたら過剰にならない範囲で自分から声をかけたいです。

👨‍💼そんなに人に軽く話しかけたりできないけど、困ってる人を見ると気になっちゃうから勇気を出して声をかけれるようになって少しでもなにかしてあげれたらうれしい。

受講してくださった学生の皆さん全員がアンケートに意気込みを書いてくださいました。
たった2時間でしたが、就職先でどのように生かしていくかという意見から日常生活、プライベートに至るまで、様々な視点でユニバーサルマナーについて考えてくださいました。

 

教務ご担当の先生に3つの質問

学生に起こった意識の変化について紐解いていきました。
続いては、なぜ、ユニバーサルマナー検定を1年生全員で受講することにしたのか、担当の先生に質問してみました。


ユニバーサルマナー検定のどういったところに興味を持っていただけましたか?


多様化する社会において、様々なお客様の要望に柔軟に対応をすることが重要と考えており、こういった学びが、学生の視野を広げるきっけとなり、社会貢献のできる人材育成に必要であると感じました。


実際にユニバーサルマナー検定を開催してみていかがでしたか?


受講後は、ユニバーサルマナーに対する理解だけでなく、「もっと知りたい、勉強してみたい」などの意見も聞かれ、学生たちの気持ちに大きく変化があったように感じています。


今回の学びを生かして、学生さんにどのような美容師になってほしいですか?


核家族化や超高齢社会が進む中、幅広い年齢層や障害を持った方など、様々なお客様に対し、単に容姿を美しくするだけでなく、心のケアにもつながる美容のサービスを提供できる人になって欲しいと思っております。

 

終わりに

今回学んでいただいた学生ならびに先生の想いは、自分とは違う誰かのためのアクションに繋がるきっかけとなりました。
これから先、家庭で、街で、職場で、ユニバーサルマナーを生かして、活躍してくださることを願っております。

 

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