ミライロハウスにベトナムとサモアの障害者リーダーをお迎えしました!

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ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業で来日しているサモア出身のアリ・トミー・ヘーゼルマンさんと、ベトナム出身のヒヨウ・ティー・ルーさんが、ミライロハウスを訪問してくださいました。

 【写真】集合写真

【ミライロハウスへようこそ!】

 

お二人は、以前からミライロのビジネスモデルに興味があり、今年4月、ミライロの事業に関する研修をオンラインで受講しました。
ミライロハウスが錦糸町丸井にオープンしたことをお伝えすると、「ぜひ行ってみたいです!」とのことで、今回の訪問が実現しました。
全盲のアリさんは、ヒヨウさんの車いすのハンドグリップに触れながら来店。
展示されている最新の福祉機器などを試し、代表の垣内俊哉と意見交換をしました。

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【ミライロハウスの視察を始めるアリさんとヒヨウさん】

 

障害のある人にもない人にも使いやすい製品を

最初にお二人の興味を惹きつけたのは、オーカムマイアイ2
メガネに取り付けるタイプのデバイスで、目の前に掲げた資料の読み上げなどができます。
日本語の文章の読み上げを体験したヒヨウさんから「これがあれば、日本語を読むことが苦手な私のような外国人もとても助かりますね。視覚障害のある人のためだけではないですね」というコメントがありました。

次に、「みんなのくつした」について説明を受けたお二人。
脱ぎ履きが簡単で締め付け感がないこと、裏面にデザインされたラインの本数で視覚障害のある方にもサイズがわかるようになっていること、包装を最小限に簡素化し、すぐに取り出しやすくなっていることなど、さりげない工夫が凝らされていると知り、「小さなことだけれど、こういうことの積み重ねが障害者の自立の助けになるんです」とつぶやいていたのが印象的です。

この他にも、手動車いすに取り付けることで、車いすを漕ぐ力を電動でアシストする「スマートドライブ」を試し、そのスムーズな動きに感心したアリさんとヒヨウさん。
さらに、初めて体験したボッチャについて、「このスポーツは誰でも楽しめますね!」と笑顔で感想を語ってくれました。

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【オーカムマイアイ2を試すアリさん】

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【「みんなのくつした」を手に取るヒヨウさんとアリさん】

 

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【初めてのボッチャ体験!】

 

「ミライロハウスに来て、未来の社会を見ました」

店内視察後には、代表・垣内と意見を交わしました。
お二人からは、ミライロがビジネスをどのように多様化してきたか、様々なステークホルダーとの連携の方法、人材採用時に重視しているポイントなど、鋭い質問が続きました。
また、母国であるベトナムとサモアと比べて、日本の方が、障害のある人が自分で移動し、自立した生活がしやすいと感じていること、帰国後は、障害者も住みやすい社会づくりに、日本での経験を生かしたいと考えていることを話してくれました。

ヒヨウさんは、「ミライロハウスに来て、未来の社会を見ました。ここにあるテクノロジーが使えるようになれば、障害のある人が自立できます。障害のない人も生活が便利になります。障害のある人とない人の差が縮まると思います」と感想を述べてくれました。
また、アリさんからは、「『バリアバリュー』の考え方は素晴らしいと思うので、世界に広げてほしいです。そうすれば、社会がもっとインクルーシブになると思います。サモアには、視覚障害者にとっての『目のてすり』である点字ブロックもありません。将来、サモアでも一緒に活動しましょう」という心強い言葉がありました。

「みんなが心地いい未来」を目指しているミライロハウスのコンセプトや、ミライロの理念である「バリアバリュー」に、ヒヨウさんとアリさんが共感してくれたことで、ミライロの私たちも勇気づけられ、お二人のような海外のリーダーとの連携の可能性を感じました。
ヒヨウさん、アリさん、ミライロハウスにお越しくださり、ありがとうございました!

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【垣内との意見交換を終え、三人で記念写真】