デジタル障害者手帳「ミライロID」が2022年度グッドデザイン賞にて「グッドデザイン・ベスト100」と特別賞「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」を受賞

株式会社ミライロのデジタル障害者手帳「ミライロID」が、このたび2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。さらに、審査委員会により特に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」に加えて、特別賞「グッドフォーカス賞[新ビジネスデザイン]」を受賞しました。また、デジタル障害者手帳/ミライロIDは障害者にポジティブな行動変容を促すことと、社会性や公共性をもった持続的な事業として高く評価されました。当社では今回の受賞を契機にものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、ブランドイメージの向上に努めてまいります。

障害がある人の移動や生活をもっと便利に、もっと自由にという言葉があるミライロIDのロゴとミライロIDのスマホ画面にGooddesignaward2022のロゴがセットになった画像

ミライロIDについて

障害者手帳を所有している方を対象としたスマートフォン用アプリケーションです。ユーザーは、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などをミライロIDに登録できます。公共機関やレジャー施設など、ミライロIDを本人確認書類として認めている事業者において、障害者手帳の代わりに活用することで、割引等が受けられます。「カバンや財布から障害者手帳を取り出すのが手間」「周囲の人に障害者手帳を見られたくない」といった障害のある当事者の声から、スマホでパッと提示することができるアプリの開発に至りました。また、障害者手帳を掲示できるだけでなく、クーポンやチケットの提供、他サービスとのAPI連携などを行っています。今後もミライロIDを起点に、障害者と事業者の橋渡しに取り組みます。

【商品紹介ページ】https://mirairo-id.jp/
【リリース日】2019年7月1日 
【参画する事業者の数】3,635事業者(2022年9月30日時点)
  ※現時点でミライロIDが使える場所(https://mirairo-id.jp/place/

ミライロID考案者からのコメント

【株式会社ミライロ 代表取締役社長 垣内俊哉】

このたび、このような賞をいただき、大変光栄に思います。1952年より障害者手帳を用いた割引制度が定められ、障害のある方の社会参加を促すきっかけとなりました。一方、障害者手帳の確認は、障害のある方だけでなく、対応する事業者にとっても大きな負担となっていました。「ミライロID」はそのような課題を解決し、誰もが外出しやすい環境を作りたいという想いから生まれました。今回の受賞によって認知度が高まり、より多くの場所で導入されることを願っています。また、障害のある方はミライロIDを積極的に利用していただけますと幸いです。今後も、ユーザーや事業者の皆さまと共に、ミライロIDを通して、誰もが自由に外出できる未来を創造してまいります。

グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント

障害者手帳をスマートフォン上でデジタル化することで、これまで障害当事者にとっても、サービス提供事業者にとっても、負担となっていた手帳の確認の手間を省くことができるようになった。紛失劣化のリスクもなく、個人情報を開示することなくさまざまなサービスを受けられる点はデジタルならではの利点であり、マイナポータルAPI民間活用第一号としても素晴らしい前例となるだろう。こうした取り組みが障害者にポジティブな行動変容を促すことはもちろん、事業としても着実に利用者や対応事業者を増やしており、今後も社会性や公共性をもった持続的な事業として展開されていくことが期待される。

グッドデザイン賞とは

グッドデザインのロゴマーク

 

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモションの動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルでもある「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

本プレスリリースに関するお問合せ

株式会社ミライロ 経営企画部 梶尾 武志

【E-mail】press@mirairo.co.jp 【TEL】050-1790-6842