Warai Mirai Fes 2021 ~Road to EXPO 2025~  障害のある当事者の視点で一部マップなどの監修しました

【ロゴマーク】Warai Mirai FES 2021

株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:垣内俊哉、以下「ミライロ」)は、大阪・関西を文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し立ち上げられた「チーム関西」の第一弾イベント、「Warai Mirai Fes 2021 ~Road to EXPO 2025~」にて、下記についてユニバーサルデザインの観点から一部マップなどの監修いたしました。

また、本イベントは2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、未来のためにみんなの心をつなげたい、SDGsの目標達成を旗印に、大阪のエネルギーの源たる笑い、食、そして音楽の力でムーブメントを関西から日本中へ、そして世界へと拡げる事を目的としています。弊社は誰もが安心して楽しめるよう、障害のある当事者の視点からバリアフリー情報の監修とデジタル障害者手帳「ミライロID」の導入のお手伝いをさせていただいています。

監修の内容

■公式ホームページ掲載のバリアフリー情報とマップの監修

バリアフリーマップについての監修と、バリアフリー情報の追加についてご提案しました。既存のマップには写真や情報が多く盛り込まれていましたが、会場となる万博記念公園の敷地が広大ということもあり、情報がわかりづらく、伝わりにくい部分が何点かありました。また、より多くの方が活用できる情報にするために、障害のある当事者の視点で見やすさと、分かりやすさを改善しました。
 ◇HPはこちら

【地図の画像2枚】画像の下に説明があります
<左:従来のマップ、右:修正後のマップ>

①多様な見え方への配慮

バリアフリールートの色が目立たず、特に色覚特性がある人の見え方の場合は周囲と色が類似し見つけづらいことが課題としてありました。イエローベースとブルーベースを使い分け、芝生の緑色は黄色に寄せ、バリアフリー経路を青にし、色の違いを明瞭にしました。また、トイレマークの背景を白から黒に変更することで色の変化を高め、見つけやすくしました。

【地図の画像2枚】説明は画像の下にあります<色覚特性がある人の見え方の例 左:従来のマップ、右:修正後のマップ>

②トイレに関する情報不足を補う

従来のマップにはトイレ内の写真が掲載されていたため、内部の設備をある程度イメージすることができましたが、写真が小さく見えづらい状態でした。特に多目的シートなど、介助者同伴の車いすユーザーが必要な設備の確認ができることは求められています。そこで、追加の情報として「多目的シート」や「オストメイト対応設備」の有無などの6つの項目により、多様なニーズに配慮した情報を掲載いただきました。

【画像】トイレの情報

デジタル障害者手帳「ミライロID」の活用

障害者割引料金でのチケット販売に関して、デジタル障害者手帳「ミライロID」と本アプリ機能にある「ミライロチケット」もチケット販売ツールの1つとして導入していただきました。

①デジタル障害者手帳「ミライロID」の導入

ミライロIDは、障害者手帳アプリです。ミライロチケット以外で障害者割引チケットを購入した方は、有料エリアの専用窓口にて、障害者手帳の掲示が必要となります。この際、ミライロIDユーザーは、障害者手帳の代わりにミライロIDの掲示でも、本人確認が可能です。紙の手帳には「カバンや財布から障害者手帳を取り出すのが手間」「周囲の人に障害者手帳を見られたくない」といった課題がありました。そこで、アプリでも提示できるようにしました。

②オンラインチケットサービス「ミライロチケット」への掲載

ミライロチケットは、ミライロIDに障害者手帳の情報を登録している方のみが使えるオンラインチケットサービスです。これまで窓口での購入を必要としていた障害者割引チケットを、オンラインで提供できるようにしました。ミライロID内で販売することで本人確認にも対応するため、ミライロチケットでご購入のお客様は当日は窓口に立ち寄ることなく、スムーズな入場が可能です。障害のある当事者の利便性向上と運営スタッフの負担軽減、そして感染対策を目指しています。

【イラスト】今までのチケット購入(オンラインで買えない)とこれからのチケット購入(ミライロIDで買える)について【イラスト】今までの当日の動き(窓口に並ぶ必要がある)とこれからの当日の動き(ミライロIDを見せるだけ)について

デジタル障害者手帳「ミライロID」の説明

障害者手帳を所有している方を対象としたスマートフォン向けアプリです。公共機関や商業施設など、ミライロIDを本人確認書類として認めている事業者において、障害者手帳の代わりに提示することで、割引などが受けられます。また、今回のようなオンラインでチケットを提供できる機能などを拡充しています。夏頃には、FANY IDとの連携も予定しています。

【HP】https://mirairo-id.jp/
【リリース日】2019年7月1日 
【参画する事業者の数】2,578事業者(2021年6月30日時点)
  ※現時点でミライロIDが使える場所はこちらから

本プレスリリースに関するお問合せ

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株式会社ミライロ 経営企画部 広報担当 神保
【E-mail】press@mirairo.co.jp