(ばりあふりー)
バリアフリーとは、障害のある人にとっての障害(バリア)を取り除く(フリー)という意味です。もともとは住宅建築用語として、建物の段差などを取り除くことを言いましたが、現在は社会の制度や仕組み、人々の意識、情報の提供などにも用いられます。
1974年バリアフリーデザインに関する専門家会議(国連障害者生活環境専門家会議)において、報告書『バリアフリーデザイン』が作成された頃から、日本でも法律や条例の名称などで広く用いられるようになりました。
和製英語のため、英語圏では「Accessibility(アクセシビティ)」や「Usability(ユーザビリティ)」という言葉が主流です。近年では、日本でも障害のある人のみを対象とした「バリアフリー」よりも、対象の広い「ユニバーサルデザイン」や「アクセシビリティ」が多く使われるようになっています。