プラス思考になる方法

こんにちは。講師の岸田ひろ実です。

この写真は私の目線の高さ、110cmから見上げた景色です。

先日は神戸大学病院の定期検診の日でした。
毎年、この時期にこの場所にくると、あの頃のことを思い出します。

今から10年前、私は突然歩けなくなりました。
病室にいた頃の私は自分に何ができるのかわかりませんでした。

何ができるのかわからない、だから何をしたらいいのかもわからなかったのです。
いつもネガティブな思考でものごとを考えていました。

しかし、今ある現状を変えることはできません。
ならばせめて自分の思考をプラスに変えてみようと決心しました。
プラス思考に変えることで、不幸や絶望に逃げずとも、 抗うことができるのではないかと思ったからです。

そこで私がはじめたことは、「したいこと」を無理やりにでも書き出してみることでした。
遠い先のことではなく、 まず明日は何をしたいのかを書き出し始めました。

病院の売店へ行って、みかんゼリーを買いたい。
次の日は病院の玄関を出て、外の空気を吸ってみたい。

ほんのちょっとしたことですが、書き出してみると、 「私にはまだやりたいことがあったんだ」ということに気づきました。
そして、それらを実行できると小さな達成感が生まれます。
「したいこと」を書くことで、達成感を積み重ねることで、 だんだんワクワクしてくるのです。
そのワクワクは「次もやってみよう」「もっとできるはず」と、 私を前向きにさせてくれるようになりました。

明日何をしたいかは、来週何をしたいかに。
来月何をしたいかは、来年何をしたいかに。
長い時間をかけて小さな達成感を積み重ね、 私はずっと先の未来の自分に期待することができるようになりました。

プラス思考になるための根拠は、小さな達成感を積み重ねること。
そのための願い事を書き出すことが、プラス思考になるための方法だと私は思っています。
今でも落ち込んだ時には、「明日何をしたいのか」 ここからはじめているのです。

岸田 ひろ実Hiromi Kishida

株式会社ミライロ 講師

長女と知的障害のある長男を育てる中、2005年に夫が心筋梗塞により突然死し、2008年に自身も大動脈解離により下半身麻痺となる。2011年より株式会社ミライロに入社し、講師として年間180回以上の講演を行う。2014年世界的に有名なスピーチコンテスト「TEDx」に登壇後、日本経済新聞「結び人」・朝日新聞「ひと」・テレビ朝日「報道ステーション」など数々のメディアで取り上げられる。