狛江市の登録手話通訳者の皆様に、遠隔から研修を実施しました

11月9日(月)と11月24日(火)の2日間にわたり、東京都狛江市立西河原公民館において、狛江市登録手話通訳者研修の一貫として「リレーサービスと遠隔通訳について」というテーマでの研修を実施いたしました。
研修には、2日間で計24名が参加しました。コロナの影響もあり、講師は大阪からオンライン会議システムを利用して会場とつながり、講演とワークを行いました。

受講風景①


初日の講演では画面越しに手話通訳を行う際のポイントを、ワークを通してリアルに体験していただきました。また、昨今話題となっている「遠隔における手話通訳サービスとはなにか」や「その現状と今後の課題」について、情報保障を担う手話通訳者の立場から、今知っておきたい、また今後考えていきたい内容についてお伝えしました。
受講者の皆様は、パソコンの向こう側にいる講師とやり取りするという慣れない環境にもかかわらず、熱心にご参加くださいました。

受講風景②

2日目は、リレーサービスと遠隔通訳サービスの違い、遠隔から通訳する上でのポイントを踏まえて、受講者全員にオペレーター体験をしていただきました。

受講者の感想

1人目
漠然と理解はしていましたが、明確に、具体的に、わかりやすく説明していただきました。二次元である画面を通しての通訳の難しさやアドバイスを、経験談を交えながら聞き、また実際にパソコンを使用して体験することができました。利用者さんの周りの状況もあまり見えず、自分の手話も画面という限られた枠の中でおさめる難しさなどを実感できました。コロナ禍をきっかけにこのような形態での通訳がより必要になってくると思います。
地域の手話通訳を担う私たちも他人事ではなく、いつでも対応できるように準備しておかなくてはならないと今回の研修を通して感じました。


2人目
最初に「遠隔手話通訳サービス」と「手話リレーサービス」の違いを説明していただき、実際に体験したので違いがよく理解できました。
画面を通しての手話通訳は初めて経験したため、読み取りにくかったり、画面の先で「あちら」と指示語で言われても、どこを指しているのか遠隔の為わからなかったりと大変なことだらけでした。講師の方のお話はわかりやすく、とても楽しい研修でした。

 

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