国内初!障害者割引のチケットをオンラインで購入できる「UDオンラインチケットサービス」をイーティックスデータファーム社と共同開発しました!

株式会社イーティックスデータファーム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田栄二、以下「イーティックス」)と、株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)は、「UDオンラインチケットサービス」を共同開発しました。これはオンライン上で障害者の本人確認をした上で、障害者割引料金でのチケット購入を可能にする、国内初のサービスです。

UDオンラインチケットサービス」を通して、多様な方々を対象とした、安心・安全なチケット販売と入場運営のサポートを両社で目指していきます。

 

UDオンラインチケットサービス」誕生の背景

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインチケットやオンライン予約の普及が進む一方で、障害のある方々は、その便益を享受できずにいました。その理由として、障害のある方の本人確認には、窓口において障害者手帳の現物確認が欠かせないためです。

また、障害者手帳の利用率が一番高い(※1)美術館や博物館においては、オンラインチケットが導入されているケースは約1割と低く、オンラインでのチケット販売が浸透していないという現状がありました。

そこで、オンラインチケットサービス「etix」と障害者手帳アプリ「ミライロID」とのAPI連携(※2)によって、オンライン上で本人確認をし、障害者割引料金でのチケット購入を可能にする「UDオンラインチケットサービス」を共同で開発しました。

※1 ミライロ・リサーチ調べ 【調査結果はこちら】https://mirairo-id.jp/survey2019/
※2 APIとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略。マイナポータルのAPIの提供は、外部のWEBサービスのシステムからマイナポータルにアクセスしてその機能を活用できるように必要な仕様等を作成し、一定の要件の下で公開するもの。

 

UDオンラインチケットサービス」の仕組み

「UDオンラインチケットサービス」の仕組み イメージ図API連携によって、「ミライロID」から「etix」に障害者手帳の情報が提供されます。

チケットの購入者は、オンラインチケットサービス「etix」において、「ミライロID」のアカウントでログインすることで、これまで本人確認の問題から不可能とされてきた、障害者割引料金でのオンラインチケットの購入が可能となります。

 

両社のコメント

◇株式会社イーティックスデータファーム 代表取締役社長 原田栄二

障害のある方々が「行ってみたい!」と思ったその瞬間に、その場ですぐさまオンライン上で美術館・博物館のチケットを障害者割引料金で購入できる時代が、ついに来ました。障害のある方々の「お出かけ」に対する心のハードルが少しでも低くなり、文化・芸術に触れる機会が増えることで、笑顔が一つでも増えたなら、とても嬉しいです。この度のミライロとの提携を機に、「便利で簡単」なチケット購入の仕組みをさらに進化させ、オープンで公平な社会づくりを目指してまいります。

◇株式会社ミライロ 代表取締役社長 垣内俊哉

障害者手帳の確認を行うこと無く、オンライン上でチケット購入ができるようになったことは革命的なことです。障害者割引は障害のある方々が経済活動に参加する大きなきっかけになっています。これを機に両社で協力して導入数を増やし、障害者が「出かけたい」と思える機会、つまりは「お金を使いたい」と思える機会を広げていきたいです。今後は、ミライロIDの情報を活かし、サービス提供者が「障害のあるお客様が求めているサポート」を事前に把握できるようになる、といった機能の追加も視野に入れています。

 

本プレスリリースに関するお問合せ

◇株式会社イーティックスデータファーム 営業本部  渡辺・諏訪 【Mailhttps://etix.co.jp/inquiry

◇株式会社ミライロ 広報部 神保 【Mailpress@mirairo.co.jp 

※新型コロナウイルスの影響を受け、在宅勤務中のため、まずは一度メールでご連絡ください。こちらから折り返しさせていただきます。

 

補足情報


■株式会社イーティックスデータファームの新型コロナウイルスへの対応

・「時間制来館者システム」により、日時指定および定員制にて入場運営 ※
・「事前購入」により、当日券売場での現金の受渡しを回避
・入場時は「非接触スキャナによる受付」で、スタッフとお客様の接触を回避
・万一、施設でクラスターが発生した際にも、「事前購入」により来館者情報を事前に得ているため、全ての来館者に対して通知を行うことが可能

※新型コロナウイルス感染症への対応として、屋内イベントの収容率を50%以内と政府が定めており、今後、対策が必要となります。

【参考資料はこちら】第36回新型コロナウイルス感染症対策本部(配布資料)



■「etix」について 

15年以上にわたって数多くのビッグイベントで導入されてきた、高性能で柔軟性のあるチケッティングプラットフォームです。現在、アメリカやヨーロッパ、アジアの約50カ国、約5,400社の取引先によって採用され、年間約1億枚を超えるチケットの発券を行っています。その取扱いジャンルも多岐にわたり、美術館・博物館、音楽、演劇、スポーツのほか、テーマパークやツアー、交通機関などの予約システムとしても活用されています。

【HPはこちら】https://etix.co.jp/



■「ミライロID」について

障害者手帳を所有している方を対象としたスマートフォン向けアプリです。ユーザーは、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを「ミライロID」に登録できます。公共機関や商業施設において、ユーザーが「ミライロID」を提示することで、障害者割引や、必要なサポートをスムーズに受けられます。

【HPはこちら】https://mirairo-id.jp/