NTTラーニングシステムズのVRシステムを活用し、視覚障害者の見え方を体験できるイベントを開催します@ミライロハウス

【写真】VRを付けて体験する様子(左)、ミライロハウスの店舗の様子(右)

障害のある当事者の視点を活かし、ユニバーサルデザインのコンサルティングをおこなう株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)は、エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鳥越隆、以下「NTTLS」)と連携し、NTTLSが提供するシステムを活用したイベントを実施いたします。

本イベントは、障害者週間(※1)に障害者雇用を改めて考えるきっかけづくりをすべく、「職場における視覚障害理解セミナー」と題してVRを利用した視覚障害体験会です。場所はミライロが運営するDiversity&Inclusionに関する情報発信と交流の拠点「ミライロハウス TOKYO(以降「ミライロハウス」※2)」にて行います。

※1:障害者週間の詳細はこちら(内閣府HP引用)
※2:ミライロハウスのHPはこちら

取り組みの背景

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、働き方が大きく変わりました。特に障害のある当事者には課題も多く、厚生労働省の調べでは、昨年の同じ時期と比べて約4割以上もの障害者が解雇されました。ミライロでも障害当事者に調査を行ったところ、リモートワークやオンライン会議などが広まって働きやすくなった点がある一方で、職場の人とのコミュニケーション不足による課題も多く見受けられました。そこで今回、NTTLSの当事者目線を体験できるVRシステムを活用し、視覚障害者の視点を知ることで、コロナ禍における障害者雇用のあり方を考えるきっかけづくりになると考えました。

◇ミライロの調査結果
障害のある当事者を対象に、「新型コロナウイルスによる影響」を調査した結果はこちら
障害者雇用を行う企業を対象に、「新型コロナウイルスの流行に伴う職場環境調査」を実施した結果はこちら

イベントの特徴

①VRを活用し、視覚障害のある当事者の視点を体感する

NTTLSの当事者目線を体験できるVRシステムは、VRを活用して視覚障害者の見え方を体感できるサービスです。視覚障害の中にも、全く見えない全盲や、視野が狭くなったり、一部が見えない「視野障害」、特定の色が識別しづらい「色覚異常」など、さまざまな見え方があるため、それらを実際に体感することができます。

【写真】VRを活用した際にどう見えるのかを表した写真3枚。左から中心暗転(中心が黒い)、光覚異常(全体が明るい)、色覚異常(特定の色が識別しづらい)です。※写真はVRコンテンツの映像イメージです

②コロナ禍の障害者雇用を考える

本イベントの対象は、企業に勤める障害者雇用の担当者です。コロナ禍で社内で雇用する障害者の困っていることが把握しづらい状況だからこそ、「どう見えるのか」という当事者の視点に立ち、どのような配慮ができるのかを考えます。

③視覚障害のある当事者とのグループワークを実施

VR体験後は、視覚障害のある当事者講師と実際にグループワークを行います。VRの体験を通じた見え方の疑問から、障害者雇用の現場における素朴な疑問に、当事者がその場でお答えします。

イベントの概要

【日時】 2020年12月4日(金) 第1回 13:00~14:00 / 第2回 16:00~17:00
【場所】 丸井錦糸町店 5F ミライロハウス(〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-9-10)
【参加費】 無料
【参加対象者】 企業における障害者採用担当者

お申込みはこちらから

イベント内容

1.全体説明
 実施内容、及び講師の紹介

2.様々な視覚障害
 ・視覚障害と言っても様々な視覚障害があり、具体的にどのような視覚障害があるのかを説明
 ・視野障害(視野狭窄・中心暗転)、色覚障害、光覚障害
 ・全盲(白杖、盲導犬)

3.VRで体験
 HMDを利用して実際に当事者の感覚を体験
 何気ない職場の風景(社内会議の模様)が、各障害の当事者からどのように見えるか。
 ・視野障害(視野狭窄・中心暗転)
 ・色覚障害
 ・光覚障害

4.視覚障害者への配慮について考えるグループディスカッション
 どのような配慮ができるのかを考え、また実践していることを紹介しあう。
 ・参加者を5名2グループに分けディスカッション

5.発表
 ・ディスカッションで出た意見を発表(時間に応じ複数グループ)

6.講師から
 ・当事者としてはどのようなことに配慮してほしいか。
  助かったエピソード、困ったエピソードの紹介

新型コロナウイルスへの対策

ミライロハウスでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染症対策を実施しております。本イベントも人数制限を設けるなど、万全の対策で行います。
◇詳細はこちら

本プレスリリースに関するお問い合わせ

株式会社ミライロ 経営企画部 広報担当 神保
【E-mail】press@mirairo.co.jp 【TEL】050-3184-3338