株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)は、ミライロ・コネクト事業の一貫として、国立大学法人筑波技術大学 聴覚障害者のためのキャリアサポートセンター、以下「キャリアサポートセンター」からのご依頼を受け、大阪本社にて意見交換会とミライロ・コネクトの事業紹介を実施しました。
今回のような取り組みを通して、耳が聞こえない方と聴者を繋ぐ架け橋となる方を増やし、さまざまな場面において手話でコミュニケーションがとれる社会を目指します。
取り組み内容
今回、キャリアサポートセンターのスタッフ3名がミライロ大阪本社に来訪してくださいました。キャリアサポートセンターでは、聴覚障害者と聴覚障害者に関わる方々が充実したワークライフを過ごすことができるよう、情報や支援を提供することを目的として活動されています。聴覚障害のある社会人への講座や交流会などの開催にあたっては、当社の手話通訳派遣サービスをご活用いただいております。
この度、今後のセンター運営に役立てたいと、ミライロへお声掛けをいただき、今回の意見交換会開催につながりました。当日は、はじめに会社全体の事業とミライロ・コネクト事業に関する説明、最後に遠隔による手話通訳派遣サービスの意見交換会を行いました。ミライロ・コネクトの事業説明では、事業立ち上げから現在に至るまでの経緯、事業内容や組織体制、今後のビジョンついてもお話をさせていただきました。また、ご活用いただいている手話通訳派遣サービスについて、講座などに参加される聴覚障害者にとってよりよい情報保障の環境を整えるために、双方どのようなことができるのかを中心に意見交換を行いました。
筑波技術大学のキャリアサポートセンター公式サイト
参加者コメント
以前からずっとミライロの事業に興味・関心がありましたので、今回の訪問は大変ありがたかったです。障害者や障害に関わる方々を【ビジネス】としてサポートを続けていくのは、非常に大変な道のりがあったかと存じますが、スタッフ一人一人が、熱意や使命感など、様々な想いをもって、意欲的に事業に取り組み続けてきたからこそ、成し遂げていることなのだと感じました。私たちも私たちなりに、障害者や障害に関わる方々をサポートするために、できることを見つけて取り組むことができればと存じます。
この度は訪問させていただき、誠にありがとうございました。事業内容やご説明を拝聴する中で、スタッフの皆様が各々の信念を持って、企業理念・ビジョンを行動によって体現されていることを感じました。また、貴社のミッションである「自らの色を描ける未来、自らの路を歩める未来をデザインする」という言葉通り、スタッフの方々がご自身の経験・能力・視点を生かし、事業を展開されている様子が印象的でした。
今回、ミライロを訪問させていただき、設立当初から様々な取組を行い、着実に成果を積み重ねてこられている様子を伺いました。これらの取組を支えるスタッフの皆さまの熱意を感じることができました。いつも手話通訳派遣でお世話になっておりますが、素敵なスタッフの皆さまに支えられていることを改めて実感した、貴重な意見交換の場となりました。
ミライロ・コネクト 事業責任者 コメント
福島直人
ご参加いただいた3名の皆様は、聴覚障害者や関わる方々への支援をされています。支援という正解が一つだけではない仕事は、自分たちができることだけではなく、外部と連携してできることもあるため、多方面の活動を知ることが改めて大事だと感じました。そのため、今回は非常に貴重な機会となりました。今後、キャリアサポートセンターと連携することで、聴覚障害者の就労場面における環境をよりよくし、情報保障を提供し続けていきたいと思います。
まとめコメント
ミライロでは、社会にある3つのバリア(環境・意識・情報)を解消する取り組みを行っています。その中でもミライロ・コネクトでは、特に情報のバリアをなくし、聴覚障害者と聴者の架け橋となり双方を繋げたいと考えています。ここでの双方とは、手話通訳や文字による情報保障を必要とする聴覚障害者と聴覚障害者とコミュニケーションをとりたい聴者となります。そして、手話通訳者や文字通訳者はその双方をつなぐ大きな役割を担っています。私達は、関わるすべての方の地位向上も大切なビジョンとして掲げています。関心をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
今後も、手話通訳者や文字通訳者、そして聴覚障害者の皆さまからも、ミライロ・コネクト事業に関心を持っていただけるよう、事業を展開していきます。
お問い合わせ先
・ミライロ・コネクト事業
メール:connect@mirairo.co.jp