こんにちは。講師の岸田ひろ実です。平昌パラリンピックへ行ってきました。
平昌と江陵の街、競技会場や公共交通機関などの設備、ボランティアの対応の様子を、ユニバーサルデザインの観点から視察しました。
基本的な配慮は工夫されていましたが、突貫工事のためか敷地のアスファルトが波打っていたり、点字ブロックがとても少なかったりと、大変なところも多くありました。
一方で車いす利用者の利用に特化したタブレット型の券売機、一部字幕の代わりになるプロジェクションマッピングなど、新たなデジタル技術が投入されていることに気づきました。
2020年を迎える東京では、設備や対応における快適性と安全性はもちろんのこと、世界でもまだ見ぬ解決策を提示する機会になると確信しています。
翻訳機能付メガホン、車いすの自動走行、視覚障害者の自動誘導など、すでに実証実験の始まっているものが沢山あります。
安心を越えた感動を与えるために、ハードとハートにどれだけこだわることができるのか、日本のポテンシャルを改めて考える視察となりました。