日本たばこ産業株式会社(以下、JT)は、たばこ事業や医薬事業、加工食品事業など、数多くの事業を手がけています。
今回は、新規事業開発を担当している社員の皆さまを中心に、障害者や高齢者など、多様な方々のニーズを講師と共に考える研修を実施しました。
新型コロナウイルスの影響により、集合型の研修は難しいため、Web会議システムを使用してのオンライン研修となりました。
■「加熱式たばこ」を例に出した研修内容
今回講師を担当したのは生まれつき全盲の原口。障害のある当事者の視点から皆さまにお話しました。
研修の内容は、ユニバーサルデザインやバリアフリーについてなど、普段お伝えしている基礎的な話に加え、「視覚障害者にとっての加熱式たばこの使いやすさ」など、社員の皆さまにより身近なものを例に出してお伝えしました。
最後には、今後、多様なニーズに対してどう向き合うべきかを、事例を交えながらお話しました。
■オンラインによる研修で、可能性が広がりました
今回は、オンラインによる研修ということで、受講者の皆さまには自宅からご参加いただきました。
講師の原口は、弊社の会議室からお話しましたが、マイクのセッティングや司会以外は、全て1人で実施しました。
通常の研修においてもスライドの操作は1人で行う原口ですが、今回はWeb会議システムを活用したことにより、社員の皆さまからの質問や感想にその場で応えながら進めることができました。
講演中のチャットによる社員の皆さまと講師の相互のコミュニケーション、そして視覚障害のある社員が1人で行う講演は、オンライン研修ならではの魅力や可能性に溢れた内容となりました!
このような社会情勢の中、多様な方への向き合い方を考え、オンラインでも研修を実施してくださったJTの皆さまと共に、このような機会を作れたことを心より嬉しく思います。
ミライロの各種研修は、リモート環境に対応し、オンラインでの団体開催が可能になりました。
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