息子の良太にはダウン症と知的障害があります。
2月2日、仕事帰りに良太から「ママ、あした、おいはーとと、ふぐはーつち、まめ、やで」と言われて、翌日が節分だっとことを思い出しました。
次の日、早速良太と節分のお豆を買いにスーパーへ。
スーパーに着くと「ぼく、いけるよ」と自信に満ち溢れた顔をして言うので、私は車で待機することにしました。一人でスーパーに入っていく息子は、なんとも頼もしかったです。
しばらくして「ママー!あったよー!」と満面の笑みで袋を握りしめ、帰ってきた良太。しかし、袋の中身は「福ボーロ」。豆まき用のお豆ではなく、赤ちゃんも鬼たいじできるお菓子でした。
岸田家史上、初めてボーロで鬼退治をしました。我が家に赤ちゃんはいませんが、普通のお豆では追い出せなかった、鬼までも退治できた気がしました。
おつかいは間違えてしまった良太ですが、良太が一人で買いに行ってくれたからこそ、思い出に残る鬼退治ができました。「正しいものを正しく購入すること」がすべてではなく、時に間違いも家族を笑顔にし、いい思い出を作るんだと改めて感じた今年の節分でした。