【車いすユーザーのテレワーク】メリットとデメリット

ミライロ

新型コロナウイルスの感染拡大が、働く環境に甚大な影響を与えています。
多くの人が出社を制限され、職場の光景は一変しました。
ミライロでも、4月からテレワークを推進しています。

働き方が変わったことで、障害のある社員はどのように感じているのでしょうか。
前回の視覚障害編に続き、今回は、車いすユーザーのスタッフ・岸田に話を聞きました。

テレワークのメリットは?

■移動の負担がなくなり、ワークライフバランスが向上した!

時間に追われるプレッシャーがなくなったことで、心にゆとりができました。
毎日の移動は、体力的にもそうですが、精神的にも負担がかかります。

車移動の際は、「渋滞していないか」「車いすで使用できる駐車場が空いているか」が気になります。
遠方への出張にあたっては、「新幹線や飛行機がスムーズに予約できるか」「現地の駅がバリアフリーになっているか」等、様々な確認が必要となります。

さらに、現地に到着すると、事前情報と違い、車いすでは移動ができないという場合もあります。
突発的なトラブルは多く、そのたびに冷や汗をかきながら対応しています。

また、出張時は車いすに乗っている時間が長くなります。
一日8時間ほど車いすに乗り続けると、心配になるのは褥瘡(じょくそう)です。
体位を変えることができれば良いのですが、外出先ではなかなかできないのが実情です。

バリアフリーが整ってきている現在ですが、まだまだ移動には負担がかかります。
テレワークが推進されたことで、こういった負担が軽減されたのは大きなメリットですね。

テレワークのデメリットは?

■体力が落ちた!

外出する機会が極端に減ったので、体力が落ちました。
今まで車の移乗もスムーズにできていましたが、下手になってきました笑

 

また、以前は月に何回も出張に出ていましたが、感染リスクを考えると今後は難しいかもしれません。

できることは、これ以上に体力が落ちないよう、体力づくりに努めることです。
家事を積極的に行い、鍛えています!コロコロのテクニックも上がりました!

■仕事のメリハリが難しい

車いすだからという訳ではないですが、仕事のメリハリが難しいです。
仕事を終えた後でも、家で休んでいるとなんとなく罪悪感を感じることがありました。
家が仕事場になっているので、心の切り替えが難しいですね。
そこで、一日一日の目標をしっかり定めるようにしてからは、仕事とプライベートの切り分けがうまくいっています。

また、スタッフ同士の仕事量を共有しづらいため、手伝ってもらいたいときに、「お願いしていいのかな?」と遠慮をしてしまったり、逆に私が手伝えるタイミングでも、「声かけて大丈夫かな?」と躊躇することがありました。
これは皆が同じように感じていることが最近わかったので、タスクリストを共有して業務量の見える化を行い、助け合えるように改善しました。

幅が広がるテレワーク

メリットとデメリットをお伝えしましたが、私個人としてはテレワークが進んだことによって、業務効率は向上しました。

車いすでの移動は心身ともに負担が大きいです。
その移動が減ることにより、仕事に集中することができるようになりました。
テレワークが進むことで、車いすの方にとっては仕事の幅が広がるチャンスになると感じています。

コロナ渦の今はできることが限られています。
しかし、もとの生活が戻ったときには、車いすユーザーの生活の幅、仕事の幅、人生の幅は広がっているかもしれません。

テレワークのおかげで、日本中の人、世界中の人と、仕事がしやすくなりました。
今の経験を活かして、より多くの方が働きやすい、遊びやすい、暮らしやすい世界になればと願っています。


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