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2020/11/04

身近な精神障害のある方とのかかわり方

ミライロ

画像 緑の色鉛筆でクローバーの絵を描いている様子

皆さんは日本に何人、精神障害のある方がいらっしゃるかご存知でしょうか?

実は「419万人※」います。
そのため、精神障害の方と接する機会は少なくありません。

今回は精神障害のある家族と共に暮らすミライロスタッフが、その基本理解とかかわり方についてポイントをお伝えします。

※令和元年版「障害者白書」内閣府

精神障害とは

精神障害のある方に共通していることが多いのは、気分の浮き沈みが激しいことです。
その内容にも様々な種類があります。

ここでは3つの精神疾患について簡単にお伝えします。
(症状はあくまで代表的なものです)

①気分障害

気分の浮き沈みが激しく、何らかの生活に支障が出る方もいる。
うつ病や双極性障害等が含まれる。

②不安障害

不安という感情が強く、いつまでも続いてしまう場合もある。
パニック障害や強迫性障害等が含まれる。

③統合失調症

幻覚や妄想が現れ、コミュニケーションが難しくなることもある。

 

精神障害は種類が多く、ここには挙げきれないほど沢山あります。
また、1つの精神疾患が原因で他の精神疾患を併発することも少なくありません。
症状は人それぞれ異なるため、本人と向き合うことが大切です。

参考:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス総合サイト

身近な精神障害者とのかかわり方

私の妻には精神障害があります。
診断名はうつ病・不安障害・パニック障害・不眠症…
様々な症状が同時平行して現れています。
本人の体調や天候、仕事の状況、ホルモンバランス等によって症状の重さが変わるので、とても元気な日もあれば、仕事や家事ができない日もあります。

つまり、かかわり方は毎日変化します。
最初は戸惑うことも多いと思います。
「昨日までは元気だったのに、急に体調が悪くなってしまった・・・」と悩んだこともありました。

まずは、体調は変化することが当たり前と相手を認め、お互いに尊重し合う関係性を作ることが大切だと思います。
体調が悪い日は過度な期待を押しつけず、できないことも受け入れるようにしています。
相手を否定する言葉遣いもしないよう意識することが大切です。

また、体調がいい日でも何気ない一言や行動で体調が悪くなることもあります。
どうして体調が悪くなってしまったのか一緒に話し合い、お互いに気をつけるようにしています。

そういったコミュニケーションの積み重ねで信頼関係ができあがっていくと思います。

かかわるとき、気をつけること

お互いに認め合うことが大切とお伝えしてきましたが、どうしても相手を受け入れる余裕がない時や、明らかに間違っていて受け入れることができない事もあると思います。

そんな時に無理をして相手を受け入れようとするとこちらも引きずられてしまい、うつ状態になってしまうケースもあります。
実際に私も話を聞いたり、支えたりすることに疲れてしまい、うつ状態が続いたことがありました。

それほど、受け入れる側にもエネルギーが必要なことです。
最初は「相手を傷つけてしまうのでは?」と、本人に相談することすら悩んで一人で抱え込んでしまいました。

ですが、つらいことできないことを相手にしっかりと伝えることが大切だと感じています。
最初は相手を受け入れられない自分が悪いと考えてしまいやすいですが、自分を責めたり犠牲になる必要はありません。
自分に余裕がないと相手を支えるエネルギーは足りなくなってしまい、いつか支えることができなくなってしまうと思っています。

継続して支えあえる現実的な環境が大切です。

また、間柄によっては本人に打ち明けるハードルが高い場合もあります。
そのような場合は周囲の人を頼ってみたり、自助グループという同じ立場の人同士で集まり、相談ができる会もあります。
自分と近い立場の人がいると、非常に心強いです。

ぜひ、自分一人で抱え込まず周囲の人を頼るようにしてみてください。

まとめ

精神障害は決して、自分に関係のないことではありません。

自分が何かしらのきっかけで精神障害者になる可能性もありますし、家族や友人・職場の同僚など身近な人がなる可能性もあります。
身近な障害だからこそ、かかわり方を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?