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2025年06月30日

Tokyo Pride 2025 Pride Festivalに行ってきました!

ミケ

こんにちは!

新宿二丁目バリアフリーマップラボのミケです。6月7日と8日、東京の代々木公園で「Tokyo Pride 2025 Pride Festival」が開催されました。

ラボメンバー+ミライロ社員有志で、7日(土)に参加してきました。この記事では、イベント参加レポートを掲載します!

Tokyo Prideとは?

まずはTokyo Prideについておさらいしておきましょう。公式ページを引用します。

Tokyo Pride(旧:Tokyo Rainbow Pride)は、今年で14回目を迎えるアジア最大級のLGBTQ+イベントです。プライドパレードとプライドフェスティバルを通じて、2012年の初開催以来、当事者の可視化を推進し、社会全体においてLGBTQ+コミュニティへの理解や認識が着実に広がりました。現在では「LGBTQ+」という言葉自体も広く浸透しています。

近年では、LGBTQ+の方々を含む、多様なアイデンティティを持つすべての人にとって必要とされる場へと成長しました。この変化の背景には、LGBTQ+コミュニティの中にも複数のマイノリティ性を持つ方々が多く存在しているという現実があります。そのため、私たちは、LGBTQ+が抱える人権問題だけが解決しても、誰もが「らしく、たのしく、ほこらしく」生きられる社会は実現するのか、という重要な問いに向き合っています。

こうした背景から私たちは、LGBTQ+コミュニティが直面している婚姻の平等(同性婚)や差別といった人権課題だけでなく、女性、障害、人種、就業機会など、重なり合う様々な人権課題の解決に取り組む必要があると考え、「Tokyo Pride」へと名称を変更し、プライドマンスの1か月を通じて、多様な人権課題の解決を目指すイベントへ進化します。

(引用:Tokyo Prideとは

LGBTQ+であり、かつ障害があるという方も当然いらっしゃいます。個人が持つ複数の属性が交差することで経験される困難は、社会においては十分に可視化されているとは言えません。Tokyo Prideという名前には、そういったテーマにも切り込んでいこうという想いが表れているのですね。

実は今回から、ミライロは「アクセシビリティパートナー」としてTokyo Prideに関わっています!障害のある方、多様な方々がより楽しめる・参加できるイベントになるよう、共に取り組んでいきます。

イベントレポート

ここからはイベントについてレポートします!

会場に行くまで

7日(土)は、気持ちの良い快晴でした。

私たちは13:30にJR山手線原宿駅の西口で待ち合わせて会場に向かいました。既に駅前には多数の来場者の姿が見られました。

会場までは駅から歩いて5~10分ほどかかります。車いすユーザー、白杖ユーザーと共に移動をしましたが、平坦な道が続くため、迂回が必要な場所などはありませんでした。イベント会場に近づくにつれ、ワクワク感が高まっていきます!


会場に入ってから

会場につくと、大きなゲートが出迎えてくれました!

代々木公園の入り口に設置された大きなゲート。「Tokyo Pride 2025 Same Life,Same Rights」と書かれており、協賛企業のロゴも掲げられている。

Pride Festivalには、大きく分けて2つの楽しみ方があります。ステージ、ブースです。

ステージでは、ダンスや歌のパフォーマンスはもちろん、各政党の政治家や駐日大使によるスピーチまで、多岐にわたるプログラムが催されていました。また、公演中には手話通訳が登壇していたり、車いすユーザーには「車いす観覧エリア」が用意されたりしていました。

ブースエリアでは、企業や大学、NPO法人、新宿二丁目で営業しているお店など、多岐にわたる団体が出展していました。各ブースでは、それぞれの団体の活動内容を発信したり、来場者が楽しめるゲームを実施したり、ノベルティを配布していました。

 

プログレス・プライド・フラッグの写真。

フラッグのマークがついたドリンク。

 

フェスティバル最終日の8日(日)には、Tokyo Pride 2025のメインイベントであるPride Parade(プライドパレード)も開催されました。代々木公園のケヤキ並木通りから出発し、明治通りを通ってまた代々木公園に戻ってくるルートです。
今年のパレードには15,000人が参加したそうです!今回のテーマである「Same Life, Same Rights」を掲げて行進し、「“性”と“生”の多様性」を祝福するメッセージが発信されました。8日(日)も参加したラボメンバーのモンによると、沿道にもレインボーフラッグを振って応援する人がたくさんいて、大変な盛り上がりだったとのことでした!

 

感想

今回、私は初めてPride Festivalに参加しました。圧倒されたのはその盛り上がりです!たくさんの人が来場し、皆さん笑顔でイベントを楽しんでいるようでした。

また、車いすに乗っている方、杖をついている方、白杖を持っている方、手話で会話されている方の姿も目にしました。介助者と来ていたり、友人グループと来ていたり、1人で参加していたり、楽しみ方もさまざまです。もっともっと、障害の有無にかかわらず、みんなが楽しめるイベントになれば良いなと感じました。

アライの私としては、「楽しかった!」だけで終わらせず、LGBTQ+の方々がより自分らしく生きていくことのできる社会の実現に向け、自分にできることはなんだろう?と考え、アクションしていきたいと決意を新たにした1日でもありました。
新宿二丁目バリアフリーマップラボとしても、できることを着実に進めていきたいと思います!

ラボメンバーとの写真

ラボメンバーとの写真