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2020年09月23日

文字が読めない、書けない。ディスレクシアとは?おすすめグッズもご紹介

ミライロ

※このブログには2か所の埋め込みリンクがあります。(オレンジ文字のアンダーバー箇所)

こんにちは。
突然ですが皆さん、「ジュラシックパーク」という映画をご存知ですか?

恐竜が出てくるあの映画です。
私は映画が好きなので、ジュラシックパークシリーズを全て観ています。
ワクワクしますよね。

この映画の監督、スティーブン・スピルバーグさんは、「ジュラシックパーク」のほかにも「E.T.」や「ジョーズ」、「レディープレイヤー1」など、多くの作品を監督されています。

実はスピルバーグ監督は、「ディスレクシア」という障害があると発表しています。
今日はその「ディスレクシア」についてお伝えします。

 

文字が読めない、書けない。ディスレクシアとは?

一言で言うと、
知的に障害がないにもかかわらず、文字の読み書きに困難のある障害です。

厚生労働省のサイト「e-ヘルスケアネット」では、ディスレクシアの特徴を以下のようにまとめています。

  • 文字を一つ一つ拾って読むという逐次読みをする

  • 単語あるいは文節の途中で区切って読む

  • 読んでいるところを確認するように指で押さえながら読む(これらは音読の遅延、文の意味理解不良につながる)

  • 文字間や単語間が広い場合は読めるが、狭いと読み誤りが増えて行を取り違える

  • 音読不能な文字を読み飛ばす

  • 文末などを適当に変えて読んでしまう適当読み

  • 音読みしかできない、あるいは訓読みしかできない

  • 拗音「ょ」促音「っ」など、特殊音節の書き間違えや抜かし

  • 助詞「は」を「わ」と書くなどの同じ音の書字誤り

  • 形態的に類似した文字「め・ぬ」等の書字誤りを示す

(厚生労働省のサイトはこちら

 

おすすめグッズ

ディスレクシアの方の中には、タブレットを使用して勉強や文字の読み書きなどをされている方もいます。
また、最近ではこんなグッズもあります。

・リーディングトラッカー

栞のような形で、間が透明になっています。
主に読書のときなど、文章を読むときに使用します。
読みたい文だけを表示できるので、前後の行と重なることなく文章を読むことができます。
気になる方はぜひ検索してみてください。

・オーカムマイアイ2

こちらは見たいものを指さすだけで文字を読み上げたり、人の顔や物、紙幣、色を音声で知らせてくれるAI視覚支援デバイスです。
視覚障害のある方向けの製品ではありますが、ディスレクシアにより文字を読むことに困難がある方にも使いやすいのではないでしょうか。
ちなみに…
ディスレクシアだと公表している俳優、トムクルーズさんは台本が読めないため、マネージャーに読んでもらうことで覚えたそうです。

※オーカムマイアイ2の詳細はこちら
※オーカムマイアイ2はミライロハウスでお試しできます!
 ミライロハウスとは?詳しくはこちら

【画像】オーカムマイアイ2の紹介写真

(OrCam Technologies Ltd.様より画像をご提供いただきました。)

 

まとめ

ディスレクシアについては小学生の頃に見た、ある番組で知りました。
「文字があんな風に見えている人もいるんだ」と衝撃を受けたことを覚えています。

また、私の兄弟は「音読が大の苦手」「ひらがなとカタカナが混じった文章を書く」「漢字を書く際に惜しい間違いをしている」ことが多く、頑張っているのに読めない・書けない姿を近くで見ていたので、その特徴をずっと忘れられませんでした。

ディスクレシアについて、もっと知りたいと思い読んだ本、「怠けてなんかない!」シリーズはとてもオススメです。
ぜひ読んでみてください。

怠けているのではなくそう見えているのだと、知っている人が少しでも増えることを願っています。