こんにちは、ミライロの笹川です。
今回は、「みんなどうしてる?障害がある方のおうち時間のお悩み・過ごし方」で、おうち時間を楽しむコツとして多数のご意見を頂戴した「ドラマ」について、障害をテーマに扱ったものを取り上げます。
ミライロが運営する調査サービス「ミライロ・リサーチ」に登録している、障害があるモニターさんの回答の多かったドラマを、おすすめの理由とともにランキング形式で発表します。
第3位『1リットルの涙』16/212票

2005年10月11日から12月20日まで放送。
本作の主人公として描かれている木藤亜也さんが、「脊髄小脳変性症」という難病と戦う実話です。
彼女が21歳になるまで書き続けた日記をもとに、ストーリー化されました。
モニターさんからは、「題名の通り、ぼろ泣きしました」といった声が数多く寄せられました。
●「キャストの俳優さんたちの演技はもちろんですが、音楽や話の展開もすごくよくて、今でも印象に強く残っています。(30代男性/内部障害)」
●「私の持病のひとつである脊髄小脳変性症が取り上げられている。キャストの演技がわざとらしくなく、原作の中でひたむきに生きる主人公の姿がほぼそのままドラマになったような印象を受けた。(20代女性/肢体不自由・精神障害)」
第2位『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』23/212票

2000年1月16日から3月26日まで放送。
木村拓哉さん演じる男性美容師と、常盤貴子さん演じる車いすユーザーの女性との純愛ラブストーリーです。このドラマをきっかけに、「バリアフリー」という言葉が広く一般に知られるようになったとも言われています。
車いすユーザーが生き生きと描かれている姿が印象的で憧れたという声が目立ちました。
●「車椅子ユーザーで難病の女性でもオシャレや恋に亡くなるまで、めいっぱい楽しんでキラキラしているドラマでした。障害があることで恋に奥手になるシーンなども印象的でした。(属性未記入)」
●「今から約20年前に車椅子ユーザーを主人公にしたドラマは衝撃的だった。初めてみた。(30代男性/肢体不自由)」
●「障害者と健常者のラブストーリーもそうですが。劇中で使用されていた車椅子を見て『こんなカッコいい車いすがあるのか!』と衝撃でした。 初めての車椅子は「Beautiful Lifeと同じので!」とお願いしました(笑)(30代女性/肢体不自由)」
第1位『パーフェクトワールド』36/212票

2019年4月16日から6月25日まで放送。
記憶に新しい本作は、主演の松坂桃李さん演じる事故で下半身不随になった主人公と、山本美月さん演じる同級生との関係を描く恋愛物語です。
原作の漫画は累計発行部数200万部を超える人気作品で、ドラマ放送前から話題になっていました。
●「自分と似た車イスの青年が自立し結婚するストーリーで、自分の過去を見るようなドラマでした。現実はもっと厳しかったけど、ハッピーエンドでよかったです。(50代男性/肢体不自由)」
●「車椅子利用者の苦悩がリアルに伝わっており、このドラマで車椅子ユーザーの悩みが少し分かったとの意見も頂いた。(40代女性/肢体不自由)」
●「障害者が『人』として当たり前に生きることの難しさがリアルに表現されていると思うから。 恋愛・仕事に関わる周囲からの差別や偏見、自分の中の障害に対する感じ方など。(20代女性/肢体不自由)」
まとめ
当事者が選ぶ、障害をテーマに扱ったドラマ、ベスト3を紹介しました。
今回紹介した3作品以外にも、
聴覚障害がある大学生を描いた青春ドラマ「オレンジデイズ」や、サヴァン症候群の青年が小児外科の研修医として奮闘する「グッドドクター」、筋萎縮性側索硬化症という難病と戦う主人公を描いた「僕のいた時間」など、さまざまな作品をおすすめいただきました。
「障害がある当事者の視点を忠実に描いている」「綺麗ごとではなく、リアルに描かれている」など、障害を特別に扱うことなく、日常の一部として切り取っていることに好感を持っている方が多数いました。
このようなドラマをきっかけに、障害への正しい理解が進んだら素敵ですね。
皆様も是非、おうち時間のお供に、障害をテーマにしたドラマをご覧になってみてください。
ミライロ・リサーチでは、障害がある方のお声をブログ記事として社会に発信していきます。
皆様の興味関心あるテーマをピックアップし、アンケートを配信していますので、どしどしご意見等をお寄せください。