こんにちは、ミライロ社員です。
「どこ〇もドア」「タケコ〇ター」…誰もが一度は、あったらいいな、と思うモノってありますよね。
障害のある方はそれぞれのバリア(障害)があるからこそ、ドラ〇もんにも負けないユニークなアイディアを持っているなあ…と思うことがあります。
そこで今回は、ミライロが運営する調査サービス「ミライロ・リサーチ」に登録している、障害があるモニターさんから頂いた、「あったらいいな」を3つご紹介します。
イラストが得意なスタッフにイメージを描いてもらいましたので、併せてご覧ください。
あったらいいなこんなもの①「傘・雨合羽」
目立ったのは、雨具に関するアイディアでした。
特に、車いす、杖を使用されている方からのご意見が目立ちました。
電動車いすのバッテリーは防水仕様でない物がほとんどです。
手動車いすや杖を利用している方も、片手がふさがっている状態で傘をさすのが難しく、濡れやすいため、雨の日は外出を諦める、躊躇してしまう、という方も多いようです。
●手がふさがらない傘が欲しい。杖で片手が塞がっているので、更に傘を持つと何もできません。雨の日は外出がとても難しい。レインコートだとバスや電車に乗るたび脱がなければいけないし。(50代女性/肢体不自由)
●車いす自動レインコート!車いす用のレインコートがあるが、一人で脱いだり、着たりできません。濡れたレインコートを拭いてたためません。スイッチ一つでカバーができるとありがたい。(50代女性/肢体不自由)
●雨の日に電動車いすに取り付けられるドーム型の屋根。全自動で開閉できたら最高!(30代男性/肢体不自由)車いすのドーム型専用傘は既に販売されていますが、認知度はまだ低く、高価なため、普及には時間がかかっているようです。
雨でもストレスフリーに外出を楽しめる、そんな雨具ってどんなものでしょうか。
近い未来、手ぶらでシールドを張って雨を弾いたり、頭上でドローンが傘をさしてくれる…なんてこともあり得るのかもしれません。
あったらいいなこんなもの②「文字が見える眼鏡」
●今、周りの人はコロナ対策によるマスク着用のため口元が読めずコミュニケーションに苦労しています。眼鏡にマイクを内蔵して相手の声を文字化してレンズの端っこにテロップ表示される機器が欲しいです。(50代男性/聴覚障害)
こちらも雨具同様、映画館やアミューズメントパークでは既に実運用されています。
話している言葉をリアルタイムで可視化する眼鏡についても、既に海外では開発されつつあるようです。
ウイルスの流行により、テレワークの推進や遠隔会議システムの導入が進む中、リアルタイムの文字変換技術も広まりつつあります。
文字を音に変換する眼鏡の認知も広がりつつありますし、今ある技術の掛け合わせで、マスクをしていても気軽にコミュニケーションが取れる眼鏡、というのはなんだか現実味がありますね…!!
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あったらいいなこんなもの③「AI杖」
視覚障害のある方からは、機能性の高い杖についてご意見が多く集まりました。
信号が赤に変わった時…障害物がある時…そんな時に杖が教えてくれたら外出が楽に、楽しくなる方も多そうです。
●歩行者に沿った道案内をしてくれる道具。雨の日に水たまりを教えてくれる杖。(50代女性/視覚障害)
●信号の色がわかる白状 音声信号を設置するより白状に機能をつけて欲しい。(50代男性/視覚障害)
まとめ
私の場合、あったらいいな、はコンセントプラグです。
手掌多汗症がコンプレックスなのですが、手汗が多いとこんなことが起こります…
スマートフォンのあの四角いコンセントプラグが滑って滑ってどうにも引っこ抜けないのです。
仕方なく人に頼んで抜いてもらったことさえあります。
指をひっかけて簡単に抜けるようになっていればなあ…プラグにフックがついていたらなあ…
それぞれのバリア(障害)によって、あったらいいなも全く違ってきますね。
技術の進歩により、日々世の中には新しいものが生み出され続けています。
今回紹介したあったらいいな、も柔軟な発想とユニークなアイディアで近い未来実現するのかもしれません。
ミライロでも、あったらいいなの実現に寄与できるように、皆様の生活が少しでも豊かになるお手伝いを続けていきます。
株式会社ミライロでは、2020年7月1日に丸井錦糸町店にて「ミライロハウス」をオープンしました。
「ダイバーシティ&インクルージョン」の情報発信・交流拠点として、最新の技術やサービスの展示・体験を行っていますので、是非お越しくださいませ。
丸井錦糸町店にオープン「ミライロハウス」
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