聴覚障害の方とのコミュニケーションを円滑にするアプリ「UDトーク」。
さまざまな場所、場面で活用されているかと思います。
とても便利なUDトークを、会議で快適に活用するために、「UDトークの認識率をあげる4つのルール」を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
①一人ずつ話す
会話が重なってしまうと、UDトークの認識率はどうしても低下してしまいます。
議論が白熱すると次々に会話が飛び交いますが、UDトークを利用して会議をする際は、一人ずつ話すよう心がけましょう。
ミライロの会議では、発言の際は挙手をするようになっています。
このようにすることで、聴覚障害のスタッフも、次に誰が発言するのか視覚的にわかります。
会話が重なることもありません。
また、挙手制にすることで、自分の意見をまとめてから発表することができます。
UDトークの認識率が上がるだけでなく、会議の進行もスムーズになります。
②UDトークのオン・オフをしっかりする
使用していない端末がオンになっていると、雑音などを拾い誤入力に繋がります。
自分の発言が終わった際は、機能をオフにするようにしましょう。
UDトークの機能で、同時発言を許可しなければ、他者が発言を始めると自動的にオフにすることができます。
また、トーク設定から「以上です」と発言することで、音声認識機能をオフにすることができます。
発言終了時に「以上です」と言うよう習慣化することで、円滑に使用できます。

※同時発言を許可しなければ、他者が発言を始めると、自動的に機能をオフにすることができます。

※トーク設定から「以上です」と発言することで、音声認識機能をオフにすることができます。
③会話の区切りを明確にする
UDトークを使用する際は、会話の区切りを意識することが大切です。
「~で、~であり、」と会話を区切らずに話す方もいらっしゃいますが、その場合、言葉の認識率が下がり、文字情報としても分かりにくい文章になってしまいます。
文字情報で認識されている方がいることを意識し、会話の区切りを明確にして話すようにしましょう。
④少しゆっくりと話す
普段より少しゆっくり話すことを意識しましょう。
認識率が上がることはもちろんですが、誤字があった場合も、修正しやすくなります。
早口で会議が進んでしまうと、修正が追いつかず、情報がうまく伝わらない可能性もあります。
UDトークを使用する際は、スピードも意識しながら話しましょう。
会議時間を1.2倍ほど延長し、ゆとりある会議運営をすることも効果的です。
少しの工夫をすることで、UDトークの認識率は大きく向上します。ぜひ、実践してみてください!
ミライロ・コネクトでは、聴覚障害の方の情報保障に関するサポートを行っています。
UDトークの活用方法など、詳しくお伝えすることが可能です。