2020年12月6日(日)東京都三鷹市が開催したチリ交流事業「アルマ望遠鏡で知る最新の天文学講座」のオンラインイベントにおいて、遠隔での手話通訳を行いました。
◇アルマ望遠鏡で知る最新の天文学講座(2020年12月6日開催)
開催の背景と講演内容
チリには、日本を含む世界22の国と地域が協力して運用している世界最大級の天体望遠鏡「アルマ望遠鏡」がありますが、三鷹市大沢にある「国立天文台」は同望遠鏡の建設時から協力してきたつながりがあります。
三鷹市と国立天文台は、これまでも「天文台のあるまち三鷹」として天文学を中心とした科学に関する様々な事業を開催してきました。
このようなご縁により、三鷹市は2020年にチリの「ホストタウン」「共生社会ホストタウン」に登録することになりました。
今回のイベントは、このホストタウン登録を契機とした交流事業の一つとして、在日・在チリの国立天文台 天文研究者とZoom接続で開催したオンライン講演会です。講演会では、3人の講師がチリとアルマ望遠鏡の紹介や、講師が取り組む「星の誕生」の研究紹介などを分かりやすく解説しました。
オンラインイベントでの手話通訳の実施
手話通訳者の派遣を行うミライロ・コネクトは、今回のイベントで遠隔での手話通訳を担う形で協力しました。
三鷹市の会場やチリから参加する講師の発表を、別の場所にいる手話通訳者が同じ会議システムに参加して通訳しました。英語で発表を行う講師の音声は日本語に逐次通訳され、手話通訳者は日本語通訳を聞いて手話へと変換するという方法で通訳を行いました。
今後について
今回の講演会では、日英通訳の他に手話通訳もつきました。聴覚障害者がオンラインでのイベント等でもバリアを感じずに参加できる機会となり、共生社会ホストタウンが掲げる「共生社会の実現」に向けた取り組みの一助となったと考えています。
ミライロ・コネクトでは、今後も環境の変化に合わせて、聴覚に障害のある方が暮らしやすい社会を目指し、情報保障のあり方を皆さんと考え続けていきます。
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