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2024年05月27日

持続可能な住宅の提案【人生100年時代の住宅シリーズ①】

藤原 修

家を建てるきっかけはなんでしょうか?

  • ライフスタイルが変化した
  • ライフスタイルがある程度決まってきた
  • 自分の城がほしい
  • 部屋を増やしたい
  • 上下隣を気にしない家がほしい

など、いろいろあります。

では、家づくりを始める年齢は何歳ぐらいでしょうか?
「2022年度フラット35※1利用者調査」によると、土地付き一戸建て借入時の平均年齢は39.6歳※2です。支払い期間が最大35年なので、支払い完了時には70歳を超えることになります。

※1:全国の金融機関が住宅金融支援機構と提携して扱う「全期間固定金利型住宅ローン」
※2:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」19ページ「2022年度・全国・社会的属性」


39歳。今までの経験から、「こんな家がほしいな」
という理想を持っている人が多いのではないでしょうか。

  • シアタールームがほしい
  • 壁一面に本棚を設置したい
  • アイランドキッチンにしたい
  • 収納をたくさん設けたい
  • BBQができる庭にしたい
  • 秘密基地のような書斎をつくりたい
  • イングリッシュガーデンづくりに挑戦したい
  • 広めのガレージがほしい


夢が膨らみますね。

画像 植物がたくさん生えている様子
画像 リビングのイメージ写真。ソファと植物が写っている
そして35年後、長いローンを完済したあなたは74歳。定年を迎え第二の人生をスタートしている人が多いかもしれません。自分の時間が持てるようになったり、趣味を楽しむゆとりが増えたりしますが、30代の頃とは家に求められるスペックが変化します。


若い頃は狭いと感じていた家も、暮らしが変わったことで広く感じるかもしれません。体力が落ちて階段の上り降りが苦痛になってしまうかも。家も老朽化して、修繕や維持管理が難しい状況になります。
ガレージは物置に、イングリッシュガーデンは深い藪に……


安心してください。若い人も年を重ねた人も共に満足でき、数世代にわたり持続可能な住宅にするためのキーワード、そして唯一の方法があります。それが「ユニバーサルデザイン」です。今の、そして未来の自分へ幸せをプレゼントしましょう!


これから数回にわたりユニバーサルデザイン住宅についてお伝えします。来週は介護や介護保険がテーマです。お楽しみに!