調査背景
障害者が身の回りで電子化・電子化が普及してほしいものを調査することで、障害者におけるライフスタイルの実態を把握し、QOL*の向上に関する糸口を模索するため。
※QOL…クオリティオブライフ:一個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待、基準、関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識
調査概要
<調査日>2020年6月19日(金)~6月24日(水)
<調査対象>ミライロ・リサーチのモニター会員
<回答数>390人
<調査手法>Webアンケート
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Word版は以下からダウンロード可能です
身の回りで電子化してほしいものについてのアンケート結果
サマリー
[1]身の回りで電子化・電子化が普及してほしいものを得点で振り分けてランキングにした場合、
3位「投票権」
2位「各種手続き」
1位「病気や障害に関わる手帳類」
という結果になりました。
病気や障害に関わる手帳類が人数・重要度の両面から「必要としている人が多い」と推測されます。(P.15)
[2]判子を電子化した方が良いかというの設問では、81%の回答者が判子は電子化した方が良いと回答しました。
電子化賛成派の意見としては
「①時代にそぐわない」
「②誰かの代わりに押せるものに信憑性がない」
「③選択肢として電子化は合った方が良い」などが挙りました。
特に「②誰かの代わりに押せるものについて信憑性がない」は、健常者と比較して、障害者自身が誰かに代わりに押してもらう機会が多いために出ている意見だと推測されます。電子化反対派の意見としては「セキュリティ面」に関する意見が多く見られました。中には文化として残した方が良いという意見も見られました。(P.20)
まとめ
今回聴取した、電子化が普及されてほしいものについては積極的に使える場所の拡大を行い、認知度を上げることで一部の課題解消が期待されます。
【既に電子化が行われているものの例】
障害者手帳→ミライロID
お薬手帳→お薬手帳アプリ、など
ポイントカード→各企業のポイントカードアプリ
支払い→電子マネー、QRコード決済など
◇ミライロIDについてはコチラ
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