目次
・はじめに
・情報保障の導入と体制について
・IR責任者からのコメント
・今後について
はじめに
当社は、2025年5月16日(金)に上場後初となる四半期説明会を開催いたしました。当日は、2025年度第2四半期の事業報告、業績概要、そして今後のビジョンについてご説明させていただきました。
質疑応答では、多くのご質問・ご意見を頂戴し、当社にとっても大変貴重な時間となりました。皆さまの温かいご理解とご協力により、無事に開催できましたことを心より御礼申し上げます。
今後も、事業の透明性と信頼性を高めながら、より多くの方々に当社の取り組みを知っていただけるよう努めてまいります。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
情報保障の導入と体制について
今回の決算説明会では、ユニバーサルデザインの推進と、誰もが平等に情報へアクセスできる社会の実現を目指し、リアルタイムでの手話通訳および文字通訳を導入いたしました。
これは、私たちが大切にしている企業理念「バリアバリュー」に基づく取り組みの一環であり、ビジネスの場においても、その環境を整えることは、改正障害者差別解消法の環境整備にあたる重要な取り組みであると考えるからです。
当日はZoomウェビナーを用いたオンライン配信を行い、手話通訳と文字通訳のいずれも視聴者が自由に選択できる仕組みを取り入れました。
事前申請等は不要とし、参加者が必要に応じて情報保障を利用できるよう配慮しました。通訳は、弊社に登録している通訳者が担当し、それぞれ2名体制で対応いたしました。いずれも遠隔地よりZoomに接続し、リアルタイムで音声を手話、または文字で通訳いたしました。
また、質疑応答などの即興的な場面にも柔軟に対応できるよう、通訳者間での連携やリハーサルも含め体制を整え、当日はZoomのQ&A機能を活用し、チャットで受け付けた質問をスタッフが音声で読み上げ、代表の垣内が回答する形式としました。
聴覚障害のある方々にも安心してご参加いただけるよう、運営面でも細やかな配慮を心がけました。今後もさらに円滑な運用を目指し、表示方法や通訳体制の改善など、継続的に取り組んでまいります。
IR責任者からのコメント
株式会社ミライロ 取締役副社長 経営管理部長 民野 剛郎
この度の四半期決算説明会では、リアルタイム配信時において50名を超える皆さまにご視聴いただき、聴覚に障害のある方々にもご参加いただくことができました。ご参加いただいた皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。
弊社では、「バリアバリュー」という企業理念のもと、情報保障を提供するコミュニケーションサポート事業として、誰もが等しく情報にアクセスできる環境づくりに取り組んでまいりました。今回の説明会においても、その理念を自ら体現すべく、手話通訳および文字通訳を導入いたしました。
企業として社会的責任を果たすうえで、情報のバリアを取り除くことは極めて重要であり、情報保障は一時的な対応ではなく、今後の企業活動における継続的な取り組みの基盤であると認識しています。
今後は、決算説明会や株主総会などの対外的な場においても、手話・文字通訳の導入を積極的かつ標準的に進めてまいります。より多くの方々に弊社の取り組みや目指す方向性をご理解いただける機会を創出し、社会全体のインクルージョンの推進に寄与してまいります。
今後について
今回の決算説明会では、Zoomウェビナーを活用したオンライン形式で実施し、現在はアーカイブも配信しております。ご興味のある方はぜひご視聴ください。
今後、弊社ではすべての四半期決算説明会において、手話通訳・文字通訳の情報保障を標準導入いたします。
わたしたちは、企業の決算説明会や株主総会においても、手話通訳・文字通訳を含めた情報保障の提供がスタンダードになることを願い、これからも理想の形を体現していきます。
ミライロ・コネクトでは引き続き、さまざまな場面において手話や文字で音声情報が得られる社会を目指します。決算説明会などで手話や文字による情報保障をご希望の方はどうぞお気軽にご相談ください。