受講者の声 聴覚障害者・聴者へのサポート
2022年01月25日

狛江市の登録手話通訳者の皆さまに研修を行いました

ミライロ・コネクト

2020年に引き続き、2021年11月12日(金)と11月26日(金)の2日間にわたり、東京都狛江市立西河原公民館において、狛江市登録手話通訳者研修の一環として「遠隔における手話通訳」というテーマで研修を実施しました(昨年の記事はこちら)

2日間で計18名がご参加くださいました。昨年同様、オンライン会議システムで大阪と繋ぎ、講義とワークを行いました。

【写真】講義の様子

※写真は11月12日の講義の様子です。

 

 

研修内容・様子

■遠隔通訳に関する講義
■ワークショップ
■質疑応答

【写真】対話ルームの様子

【写真】通訳ルームの様子

※写真は11月26日のワークショップの様子です。
上:対話ルーム、下:通訳ルームになります。



講義は、障害者差別解消法の改正や手話言語条例の制定など聴覚障害者を取り巻く近年の情勢から始まり、今話題となっている遠隔手話通訳の現状や課題をお伝えしました。

受講者の皆さまはメモを取ったり、事例説明では頷かれたりと熱心に聴講してくださいました。

ワークショップでは、参加者全員に遠隔手話通訳を体験していただきました。聴覚障害者役・聴者役・手話通訳者役に分かれ、グループごとに体験を行い、都度通訳内容を振り返りながら進みました。

聴覚障害者役と聴者役は、実際にタブレットを通して通訳者がどう見えるのかを見ていただきました。また、通訳者役は、通訳ルームで待機・着信を受けるところから始め、本番さながらの通訳を体験していただきました。

講師からの振り返りでは、現場通訳と遠隔通訳の違いや気を付けるべきポイントを中心にお伝えしました。

最後は、現場で活躍されている通訳者からの視点で、質問が多く寄せられました。

例えば、聴覚障害者が行政の窓口で申込書を記入している場面を想定してください。職員が聴覚障害者に対して「ここの枠、全て記入してくださいね」とお声がけしました。通訳者としては「ここ」の部分がどこを指しているのか、指さしで示しながら通訳を行うのが一般的です。ただ、遠隔からの通訳では、聴覚障害者の顔しか見えていないため、聴者の言う「ここ」がどこを指しているのか把握することができません。

「(このような場合、)遠隔から通訳するには、どのような方法だと聴覚障害者が理解しやすいのでしょうか?」といった質問をいただきました。

今回の研修のポイントを早々に理解され、熱心に質問してくださる様子に大変感動しました。

 

 

受講者の感想

シルエット_紺

聴覚障害者役、聴者役、通訳者役……と実際と同じように配置してくださったのでイメージが掴めて良かったです。聞こえない人の姿が真正面でなく斜めに映ること、端末の操作方法など分かりました。とても参考になりました。ありがとうございました。


シルエット_オレンジ

なかなかできない、いい経験をさせていただきました。
「遠隔手話サービスは専門の会社の方が担当するものだ」と思っていました。今後、自治体が主体となり、地域登録通訳者が病院や市役所等とのやり取りを画面を通じて行えるのか不安に思いました。研修の中で、通訳位置の調整などの作業の時の相手(聾者、聴者)とのコミュニケーションの取り方、お願いの方法等も教えていただき、参考になりました。
最後に講師が「人と人との関係です」と言われたのが印象に残っています。ありがとうございました。

 

シルエット_紺

本当に、通訳者役が出来たのは勉強になりましたし、聴者役で、機械の調整など上手くは出来ないながらも体験できた事は、大変さを知る上で良かったと思います。今後、聴覚障害者に説明が出来るくらい理解し、使いこなしていく必要がある事も、良くわかりました。全ての役を体験出来るぐらい、練習を繰り返したかったです。時間が全然足りず、継続して練習をする事が必要だと思いました。
色々な角度から丁寧なアドバイスを頂き、とっても勉強になりました。ありがとうございました。


シルエット_オレンジ

コロナ禍で生活が一変し、聴覚障害者への情報保障も変わりつつある中、狛江市で遠隔手話通訳を登録者が担うことが決まり、何もわからないまま始まることになるのでは?と大変な不安を感じていました。

幸い昨年、今年と2年間もミライロ様には、遠隔手話通訳の研修をご指導頂き、基本の基本から私たちに細かく、実践に沿った内容を指導して頂き、とても勉強になりました。特にワークでは幾つもの事例を作成していただき、実戦さながらのご指導を頂いたこと感謝申し上げます。

コロナ禍でのマスクをつけての対面通訳もままならない状況の中、遠隔通訳という未知の世界の通訳は、機器やシステムが苦手な私などは負担が何倍もかかるし、最初はどうなることかと思いました。でも何度か自分で体験し、皆さんがやっているのを見て、少しずつ理解出来るようになりました。もちろん課題の方が多いのですが、一回ごとにアドバイスを頂けたことは、貴重な財産となりました。もちろん今年度で終わりでなく、毎年繰り返し研修を重ねていくとことが大切だと思いました。

 

 

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