弊社は、障害を価値へと変える「バリアバリュー」の企業理念のもと、「環境」「意識」「情報」のバリア解消に取り組んでいます。
その中でも、情報のバリア解消にフォーカスを当て、弊社が運営するプロダクトを数回に分けて紹介していきます。
今回は、2016年にリリースした、バリアフリー地図アプリ「Bmaps」の主な機能についてお伝えします。

Bmapsで検索/投稿できる情報
まずは、基本機能から説明します。
Bmapsでは、以下の情報を検索または投稿することができます。
●スポットレビュー
快適さに関して、ユーザーが5段階で評価しています。
●入口の段差の数
0段、1段、2段以上の3種類で評価しています。
なお、ユーザーによって越えられる段数は異なります。
サポートする人数も変わるため、段差の数の共有は重要です。
●コメント・写真
コメントや写真によって、その施設の情報をより詳しく確認することができます。
●設備・特徴
弊社が運営する「ミライロ・リサーチ」の障害者モニターの声をもとに、17の項目を選定しています。
※「ミライロ・リサーチ」に関する詳細は、こちら
なお、何人がその評価をしているかが表示されるため、数によって、情報が正しいかを判断することができます。
【移動や居心地に関する特徴】
・フラット
・広い
・静か
・明るい
【アクセス面を支える設備】
・一般駐車場
・優先駐車場
・エレベーター
【安心して利用できるトイレ環境】
・車いす対応トイレ
・オストメイト対応トイレ
【パパ・ママにうれしい設備】
・授乳室
【さまざまな人々が安心して利用できる】
・ほじょ犬対応
・ユニバーサルマナー
・クレジットカード対応
・電子マネー対応
【その他の便利な設備】
・コンセント
・公衆Wi-Fi
・禁煙・分煙スペース


Bmapsを使いこなすポイント
次に、Bmapsアプリをより楽しく・便利に使うことができる、4つのポイントを紹介します。
1.同じ障害のある方のレビューを確認できる
車いすユーザーの皆さんがほしいレビュー情報は、誰からのものでしょうか。
おそらく、同じ車いすユーザーのレビューかと思います。
身体特性が自分と同じユーザーのレビューは、情報の信頼性が増します。
そこで、Bmapsでは、身体特性を登録することができるようになっています。
ユーザー名の横に表示されるアイコンを見ると、投稿者の身体特性を判断できます。

※車いすユーザーかつ聴覚障害のあることを表す。
2.「かんたん検索機能」で手軽にお店を調べられる
Bmapsアプリのトップ画面上段にあるアイコンをタップすることで、障害のある人のニーズが高い項目を簡単に検索できます。

上段:左から、段差なしのカフェ、段差なしのレストラン、段差なしのレジャー施設、段差なしのコンビニ、
下段:左から、車いす対応トイレのあるスポット、授乳室のあるスポット、コンセントの使えるスポット、電子マネーの使えるスポット
現在地周辺で、「車いす対応トイレを見つけたい」「スムーズに入店できるカフェを見つけたい」といった場合は、ワンタップで検索することが可能です。
3.おすすめのバリアフリースポットを確認できる
Bmapsアプリのトップ画面中段にある「トピックス」では、おすすめのバリアフリースポットを掲載しています。

こちらの記事では、Bmapsユーザーが、二子玉川駅周辺のバリアフリーなカフェを紹介しています。
バリアフリー情報のみならず、料理の感想なども確認することができます。
記事を見て、新しい場所に足を運んでみてください。
4.バリアフリー情報の投稿数を競争できる!
バリアフリー情報の投稿数を、ユーザーランキングまたは、チームランキングで確認することができます。
①ユーザーランキング
投稿数を、ランキング形式で見ることができます。
なお、バリアフリー情報を1項目投稿することで、1ポイントが得られる仕組みとなっています。
※以下それぞれ投稿するごとに1ポイントで、1スポットあたり最大5ポイント
● スポットレビュー
● 入口の段差の数
● コメント
● 写真
● 設備・特徴
上位になると、Bmapsアプリの「ランキング」欄に、ユーザー名が表示されます。
ぜひ、チャンピオンを目指してください。

②チームランキング
ユーザー同士でチームをつくることができます。
企業や学校単位で取り組むことで、バリアフリー情報をどれだけ投稿したのか、どれだけ貢献できたのかがわかります。
ぜひ、社会貢献ナンバーワン企業を目指してください。

Bmapsは、こちらからダウンロードすることができます。
今はまだ外出しづらい状況が続いていますが、新型コロナウイルス収束後を楽しみに、バリアフリーなお店を探してみてください。
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