「世界に誇れる美しいまちの創造」の実現に向け、陸前高田市でシンポジウムが開催されました

「震災によりゼロになったまち」から、「世界に誇れる美しいまちの創造」の実現に向け、
「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」推進フォーラムが10月4日、陸前高田市主催により開催されました。

ノーマライゼーションとは、「障害のある人もない人も、ともに生きる共生社会を実現しよう」というものです。
弊社は、ユニバーサルデザインなまちづくりに向けて、一緒にお取組みをさせて頂いています。

ユニバーサルデザインのまちづくりの取組み

□事業報告の部

「ユニバーサルデザインのまちづくりの取組みについて」と題して、行政報告を務められたのは、陸前高田市建設部長 兼 計画課長の阿部様。

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店舗はユニバーサルデザインに基づいた設計、働く人はユニバーサルマナーを実践できるように、その情報を多くのひとが受け取れるように整備していきたいと語られました。

ハード面の取組みでは、これから新しい市街地に出店する店舗がユニバーサルデザインの配慮に取り組めるよう、「ユニバーサルデザイン(UD)チェックリスト」に配慮すべき事項をまとめています。

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「段差の有無やスロープの角度、入り口扉の種類」は必須項目として、「段の視認性や安全性の設備や条件が整っているか」は推奨項目として、その評価を確認できます。

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上記の絵は、一本松が立っている土地の未来図です。
広島の記念公園のように、震災の惨状を永遠に記憶し、新たな希望を育む特別な復興記念公園として生まれ変わります。

「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」に向けて

□講演の部

陸前高田市の戸羽市長、日本障害フォーラム幹事会議長の藤井様、弊社代表の垣内が登壇しました。

〇陸前高田市 戸羽市長

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東日本大震災により陸前高田市が被災したのは、戸羽市長が市長に就任した直後でした。
戸羽市長は被災者の安全・安心なくらしを確保するための復興事業を推進すると同時に、すべての人が差別されることがなく、【笑顔があふれる「ノーマライゼーション」という言葉のいらない新しい陸前高田市】の実現に向けて施政を推進されています。

戸羽市長からは、「ゼロからスタートする同市だからこそ、性別・年齢・国籍・障害の有無に関わらず、誰もが安心して暮らせる優しいまちづくりを実現していきたい」と語られました。

〇日本障害者フォーラム幹事会議長 藤井様

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藤井様は、震災直後から障害者の実態調査や移動支援などを長期的に取り組まれています。震災直後から現在までの被災地の障害者の現状を把握している藤井様からは、障害に対する捉え方や人権に関してお話しされました。

藤井様から、「障害のある人に特別な配慮を求めるのではなく、『障害のない市民との平等を実現』するために、障害のある人に対する定型化された考え方に向き合い、環境や意識における障害の除去や改善をしていきたい」と語られました。

〇弊社代表 垣内

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弊社代表の垣内からは、「『バリアバリュー』の視点をもって、まちづくりを進め、地域活性へと繋げていきたい。近い将来、同市が国内のみならず、世界においてもお手本となるようなまちにします」とお伝えしました。


陸前高田市ノーマライゼーション大使の委嘱交付式

陸前高田市ノーマライゼーション大使として、
元SPEED・今井絵理子氏、日本障害フォーラム幹事会議長・藤井克徳氏、
画家・田崎飛鳥氏、車いすフェンシングアスリート・加納慎太郎氏、
ヘルスプロモーション推進センターオフィスいわむろ代表・岩室紳也氏が選出されています。

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(写真:委嘱状を手にしている田崎氏)

ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくりに関する包括的連携協定締結式

陸前高田市とミライロが、「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」に関する包括的連携協定を結びました。

未来に繋ぐ想いを絵画に乗せて。

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田崎飛鳥氏が、震災3か月後に最初に描いた作品です。
田崎氏は、市内外での作品展示を通じて震災の「記憶」と「祈り」を伝え続けています。

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復興への前向きな気持ちを希望に続く道として表現しています。

はまってけらいん、かだってけらいん。

陸前高田市の方言です。
「はまって=集まって」、「かまって=話をして」、「けらいん=ください」
お互いに自然な形で手を差し伸べあい、お互い様の価値観と多様性を認め合うことです。

―――――――戸羽市長の講演から。
陸前高田市は、いまは更地。マイナスからのスタート。でもゼロからスタートすることができる。

「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」の実現に向け、ミライロは障害のある当事者の視点で貢献させて頂きます。