目次
1.はじめに:手話言語の国際デー・国際ろう者週間とは2.賛同の意を示すブルーライトアップ
3.社内での活動紹介
4.私たちにできること
5.まとめ:手話が当たり前になる社会を目指して
はじめに:手話言語の国際デー・国際ろう者週間とは
2017年12月19日、国連総会において、採択された決議があります。
それは、毎年9月23日を「手話言語の国際デー」と定めるというものです。この日がどのような意味を持つか、ご存知でしょうか。
この決議の最大の意義は、手話言語が音声言語と対等な「言語」であるということが、国際社会で公式に認められた点にあります。決議文には、手話言語がろう者の人権を完全に保障するために不可欠な手段であると明記され、国連加盟国に対して、社会全体で手話言語への意識を高めるための措置を講じるよう促しています。
9月23日という日付は、1951年に世界ろう連盟(WFD)が設立された記念すべき日です。これは、ろう者自身が主体となり、手話言語の権利を国際的に訴え続けてきた、長く尊い歴史を象徴しています。手話は、単なる「コミュニケーション手段」ではなく、ろう者が文化や歴史の中で育み、世代を超えて継承してきた固有の言語なのです。この国連の決議は、手話言語を正当な言語として位置づける、まさに歴史的な一歩となりました。
さらに日本国内でも、2025年6月25日に「手話施策推進法」が成立し、9月23日は「手話の日」としても正式に定められました。これにより、国全体で手話言語の普及と理解を促進していくことが、法的に明確になったのです。
これは長年にわたる、ろう者コミュニティの運動と、手話に関わるすべての人々の努力が結実した大きな成果であるといえます。
賛同の意を示すブルーライトアップ
毎年、9月23日には手話言語への尊重と、多様な人々が共生する社会への賛同を示す運動として、国際ろう連盟のシンボルカラーである「青」で、各国各地がブルーライトアップされており、今年も国内では以下の地方公共団体を例に全国各地で実施されます。
ミライロが本社を置く大阪府では、貝塚市、東大阪市、枚方市、和泉市、大東市、川内長野市、大阪市、吹田市、堺市、高槻市、茨木市、藤井寺市、柏原市、羽曳野市、大阪狭山市、岬町、岸和田市、門真市。支社を置く東京都では、練馬区、荒川区、豊島区、多摩市、福生市、江戸川区、品川区、調布市、世田谷区、板橋区、日野市など。
※詳細は一般財団法人全日本ろうあ連盟公式サイトからご確認ください。
社内での活動紹介
ミライロは、「手話言語の国際デー・国際ろう者週間」の運動に賛同しています。ミライロのロゴと、ミライロIDのロゴもシンボルカラーの青色に変身しました。
また社内でもこの運動への関心は高く、多くの社員から賛同の声が上がっており、
実際に、社員が大阪と東京オフィスに集い、シンボルカラーの青いものを身に着け、賛同の意を示す写真撮影会を実施しました。
ミライロの公式SNSからも、その様子をご覧いただけます。
私たちにできること
「手話言語の国際デー」をきっかけに、私たち一人ひとりができることは何でしょうか。それは手話やろう文化に少し触れてみることです。
例えば、画像で社員がしているポーズは手話で「I Love You」を意味します。
これは世界的に共通したサインといえます。
ただ、こうした簡単な手話を覚えることも大切ですが、ろう者の文化も含めて手話を学ぼうとする人の輪が広がっていることも実感しています。
私たちと一緒に学んでみませんか?
まとめ:手話が当たり前になる社会を目指して
「手話が当たり前になる社会」
それは障害者への合理的配慮にとどまらず、広く平等に生きる権利を保障する社会であることを意味します。
私たちミライロは、「手話言語の国際デー」に賛同し、今後もよりよい社会づくりに寄与して参ります。そして、ミライロ・コネクトは、情報保障事業を通じて、聴覚障害のある方が社会のあらゆる場面で円滑にコミュニケーションが取れる社会を実現して参ります。
共に手話の輪を広げていきましょう!!